コラム・住職の方丈記38 ~ 「多聞第一」 アーナンダ(阿難尊者) 2024.2.17

アーナンダ

お釈迦様の十大弟子の一人で、日本では阿難(あなん)尊者といわれています。

お釈迦様がお亡くなりになるまでの25年もの間、侍者(付き人)をしていたお弟子様。

いつもお釈迦様の側にいたので、誰よりも多くお釈迦様の説法を聞くことができました。

また記憶力に優れていたので、「多聞第一」と称せられています。

お釈迦様滅後におこなわれた経典の編纂会議では、とても重要な役割を果たされました。

お経のはじまりのことば、如是我聞(われ是の如く聞けり)の多くは、アーナンダのことばであるといわれています。


ちなみにアーナンダ、お釈迦様のいとこであったとか。

また、こころ優しく、眉目秀麗(びもくしゅうれい=今風にいうとイケメン)であったので、女性信者による「追っかけ」の逸話も…

悩ましい話ですね。

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