痴情のもつれに巻き込まれやすかった話

昔は極力人と仲良くしようと心がけていた。例え自分と合わない人物であっても、どこかいい所があるだろうと付き合いを続けていた時期があった。
もう今ではそんな事微塵も思わないが。

人間関係をほぼ絶った今でこそもうそんな事に出くわさないが、昔は知人同士カップルの痴情のもつれに非常に巻き込まれやすかった。今まで5〜6組ぐらいはいただろうか。

そして彼氏からも彼女からも相談を受けやすい。私がどんな事に肯定も否定もしないが故に「こいつなら何言っても良い」みたいに思われてたんだろうか。
そして大体相談内容は、交際相手の愚痴だ。

まぁ愚痴で済めばいいものの、彼女の事で悩みすぎた彼氏がODをしてしまったり、口調がきつい彼女に対してとうとう暴力を振るってしまったり、彼氏の傍若無人さを止めてほしいと言われたり、彼氏が浮気し続けているなどと、相談だけでは済まない内容が多かった。私にどうすればいいと言うのだ。私に何が出来るのだ。場合によっては私より110や119に相談してほしい案件が少なくない。

私は何故か知人カップルに気に入られやすかった。
意味わからないエピソードとして、一度婚約をした(その後婚約を解消している)カップルの実家に連れいていかれ、そのカップルと彼女側の母親と私の四人で食事をした事があったり、何故か既に別れていても仲がいい知人同士と飲みにいった夜に何故か元彼氏側の実家に泊まり、彼氏の部屋のベッドに元カップルが同衾し、私は床の布団で寝て、何故かベッドから何か体液が混じる音がしてふざけんなクソ野郎共と思ったりした事がある。

私みたいな人間と仲良くしてくれる事は有り難く思っていた。
しかし、節度を持ってくれ。私は君らのストレスを緩衝するマシーンではない。結局そんな事当人達に直接伝える事は出来なかったが。

冒頭に人間関係を絶ったと述べたが、正直私が人と関わる事にウンザリした原因の一端である。
私も私でちゃんと断ったり自分は関係ないとはっきり言えたら良かったが、そんな事が出来る性分ではなく、結局流されるままだった。

まぁそんなこんなで今に至るが、最後に全世界の色恋に悩み、その事について知人に相談する人に伝えたい事がある。

別れた方が良いのか分からないと思っている時点で相手に対しての好意が薄れつつあるんだからとっとと別れたらええねん。

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