昨晩の夢

昨晩見た夢が本当に苦しかった。

場所は何故か床が海になっている学校の体育館。
私は一躍脚光を浴びた役者で、海の中には歴代の出演作品の看板が沈んでいる。正面の舞台には愛する人(A)とその他数人がいて、海の中にも私の他に数人の人がいる。みんな恐らく学生くらいの年頃の人々だ。

私は華々しい過去を持つものの、今はどうやら全く売れていないようだ。
海に沈んだ看板を見ながら
「この人もう全然見なくなったよね」
などと会話する人たちの声が通りすがりに聞こえてくる。

苦しいなと思いながら海をグルグルと泳いで舞台近くで顔を上げたとき、誰かがAに話しかけた。

「ここにある物語は全部フィクションですか?」

Aが答えた。

「うん、そうだよ。」

違う。全部じゃない。私はとある看板に近づいて必死でアピールする。

「これはあなたと私の本当の物語の看板でしょ!」

だが誰も私の声には気が付かない。少ししてAが私と看板の方を見てこう言った。

「あれもフィクションだ。」

とても苦しくなってもがいているうちに、いつの間にか海は無くなり体育館の床になっていた。

その頃にはもうAの存在を忘れていて、どういう訳か自分が誰からも必要とされていないと感じて酷く苦しんでいた。
私は体育館を走って抜け出し、廊下を歩いているうちに過呼吸で立っていられなくなり、先生に支えられながら倒れ込んだところで目が覚めた。
実際に胸が苦しく、普段の呼吸を取り戻すのに少々時間がかかった。

この夢は私に何を伝えたかったのかは全く分からない。こういう苦しい夢や怖い夢をよく見るから私は眠ることが苦手だ。
このnoteにメッセージ性は特に無く、ただ単に昨晩の夢を1人で抱え込むことが嫌だったので共有してみた。

見たい夢だけ見さしてくれや。

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