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自衛隊は、これでいいのか─いじめ・任官拒否、安保関連法、日報隠ぺい、南西諸島配備─

はじめに

 昭和29年(1954)の発足以来、自衛隊は今年で65年の長きにわたり、日本の国防を担ってきた。自衛隊の前身である保安隊や警察予備隊を含めれば、その歴史は70年近いものとなる。
 私たちは日々の厳しい任務にあたる自衛隊員に心から敬意を表するものであり、災害救助はじめ身を挺して国民の生命・財産を守る自衛隊に対し、国民的理解と信頼が深まっている現状を評価するものである。そして国防・安全保障の重要性を認識するものとして、これからも自衛隊にはその活躍を期待するものである。
 しかし、そうであればこそ、近年の自衛隊をめぐる状況や日本の防衛政策のあり方について、私たちは大きな疑問と憤りを抱いている。「自衛隊は、これでいいのか」「日本の防衛政策は、これでいいのか」──このように強く思うのである。

防衛大での大量任官拒否と深刻ないじめ 

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