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Nearby Interactionがサードパーティ製アクセサリをサポートしたらしい #WWDC21

高精度に相手の位置を特定できるUWB(Ultra Wideband)を利用してインタラクションできるNearby InteractionフレームワークがiOS 14で追加されたが、

これはフレームワークの設計上、U1チップを搭載するiPhone同士でしかインタラクションできないようになっていた。

というのも、

インタラクションする相手を識別する手段として「ディスカバリトークン」(クラスとしてはNIDiscoveryToken)なるセッションごとに一時的に生成するトークンを交換しあう
このディスカバリ・トークンの交換のための通信はNearby Interactionフレームワークでは面倒をみない。

(上に挙げた過去記事からの引用)

というわけで、このディスカバリ・トークンを交換する実装が可能なデバイス、すなわちiOSデバイスとしかインタラクションできなかった。

NINearbyAccessoryConfiguration

WWDC21初日、iOS 15のリファレンスを見ていると、次のような新クラスを発見。

翌日、いくつかのセッションが公開され、これについて解説するセッションがあったので見てみた。

"third-party accessoriesとは?どこが作るの?もう出てるの?

一番気になったのはこれ。いきなり「サードパーティアクセサリ」なんて言われても、U1チップはAppleのチップだし、それを積んだ他社製品が出てるというのは聞いたことがない。

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堤がWWDC 2021およびiOS 15についてセッションやサンプルを見つつ勉強したことを記事にしていくマガジンです。NDAの都合上、Ap…

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