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感想をいただけた喜びと感謝を綴る

はああああ、『仮面ライダージオウ』最終回! 素晴らしかったです!!
その勢いで小説を書きあげたのですが、今までに書いたSSの中でもかなり着実な手ごたえをいただいております。

以前描いたウォズくんのイラストも、最終回効果のクロックアップで人生初の500users(ブックマーク)を達成しました。
お祝いに旦那にケーキ買ってきてもらったり。


さて、今回SSを仕上げてから仮面ライダー話のできる友人三名に小説を読んでもらい、感想をもらうことができました。
お友達からいただいた感想のおかげで、本当に書いて良かった、これから先も作品を書いていきたいと改めて感じたのです。

そして同時期に『多くの同人者が欲しがっているのは「感想」ではなく「ファンレター」である』というこのツイートを見てはっとしました。
まさに今回手ごたえと感じたのは、その部分だったんだと思い当たったからです。


今回SSを書き始めたのは、作品の素晴らしさやある方の佇まいに心を打たれたからでした。
ご本人が「めったに言葉に『!』はつけない、ついてたら相当テンション上がってると思ってください」と言っておられ、穏やかで伝わりやすい言葉を選ぶ方で、文章を専門にしてない人のことばにこれだけ感銘を受けたのは初めてだったのです。

とは言え私はその方にはなれないし、生き方をトレースすることもできません。(己のうるさい性格を変えられる気もしないし!)だったら今感じているリスペクトを理想とする作品に込めたいな、と。
ジオウはそれだけ、TV放送の物語の中で語られたこと、語られてないけどこうじゃないかと推測できること、語られてないから分からないけどこういう事なの……? みたいな、エッセンスの込め方がめちゃくちゃ好みで、考えるのが楽しいジャンルです。

SSをお友達に読んでもらって本当に良かったのは、皆さん私が表現したいものをちゃんとくみ取った上で感想をくれたことなんです。
というのも、沢村がこれまでに二次創作をしてきたジャンルはゲームセンターにあるアーケードゲーム(音楽ゲーム、クイズゲーム)やネットゲーム(MMORPG)等で、その特性上感想をもらうのが難しい環境でした。

作中にメインとなるストーリーがなかったり、動かすキャラクターがプレイヤーのアバターなので、プレイヤーごとに所持する「うちの子」の概念になってしまう。プレイヤー皆に共通して訴えられる共通認識を持つのが難しいジャンルでした。
漫画ジャンルも経験しましたが、好きなキャラ達が作中で会話をしたことがなく、完全に私の独断と妄想で作品を作るしかありませんでした。
「この話のここが良かったんだよねー!(だから書いた)」の経験を共有できないまま、十年以上作り手としてやってきていたのです。


無論、二次創作活動は自分が書きたいものを出しているので、作品の完成度のジャッジを他者に求めるのは責任転嫁です。
けれども、その仕上がりが及第点なのかどうかを知ることは、自分の中で想像してた以上に大事なことだったんだとやっと気づけた、八月二十七日でした。

作品は作品で独立しており、作者とイコールではありません。
作品はすごく好きだけど、作者はなんか言動が気に入らないんだよね……と読者が判断する自由も、もちろんあっていいのです。
私自身は作品単体を愛していただければ、沢村脩の人となりを知るためにツイッターをフォローしたりnoteを見たり、リプライを飛ばしていただいたりしなくても全然大丈夫なスタイルのクリエイターです。


それでも。それでも。
「沢村さん、ソウゴやゲイツやウォズを格好よく書きたかったんだろうな。読んでて分かりました。俳優さんで再生余裕なのがすごい、セリフと動きが見えるんですよ…!」
「これ、昔の彼だったら絶対こんな風にしたりしないよね? 仲よくなったからなんだろうなあ~」
「本編で描かれなかった、ゲイツとウォズの同室での会話がツボに入りました」
お友達は、物語を表現したかった『私の想い』を主語に含めてくれたので、とても救われたのです。
いーじゃん! いーじゃんすげーじゃん! イケてるぜ! の気持ち、確かに受け取った!!

小説を読むには時間がかかるのに、一作紹介したら気に入ってくれて、二本目を自発的に読んでいただけたこと。その様子をリアルタイムで見られたとか、もう書き手として嬉しいことこの上なかったです。
心から感謝すると共に、「友達にまた読んでもらえるようなものを書きたい!」の灯も、胸の内に光り始めています。

書く筋肉を鍛えるためにnoteを続けたことも、着実に今回の喜びに繋がっています。
なかなか思うように書き進められず、言葉を書いては段落をカットし別の場所に置いて形成する、まるでパズルのようなやり方で組み立てました。これはnoteでエッセイを書くようになってからできるようになった手法です。

noteを書いていくうちに「という」「思う」など特定の言い回しを多用しすぎると気づいたので、書き進めては無意識に使ってないかとチェックできるようになったり。表現が重複しすぎて「〇〇 類語」で検索して表し方を置き換えたり、リテイクが十五回ほどになったものもあります。
ですがそれもきっと、書き続けた自分の成果のひとつ。

技量的に複数の作品を同時に執筆するのは難しく、進行が止まってしまった作品もあります。
しかし、熱量のあるものを書き続けていくことで、そこから身に着けたものを別の作品に還元することも、きっと自分なら出来るのではないか。
なんか行ける気がするので、これからも楽しんで書いていきます。

最後まで読んでいただきありがとうございます!
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