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ネタ切れ

noteを毎日更新できない大きな理由に「ネタ切れ」がある。noteを書く時間がある場合でも書きたいことがなく、食指が動かないことが多々ある。

アドベントカレンダーの期間は毎日ある意味義務のようにnoteを書いているので、気持ちが乗る・乗らないという次元にはないのだが、書くからには「自分が書きたいこと」「人様が読んで面白いこと」を書きたいと思っている。そこでやはりネタ切れ問題に戻ってくるのだ。

このnoteではネタ切れ問題について少し話したい。

そもそも、創作活動を含むアウトプットは人間でいうある種のうんこだと思う。あらゆる情報をインプットとして取り込んで、自分の中で消化した上で、文章を書きだすことが、まさしく食物を取り込んで排泄するサイクルと類似点がある気がする。その理論で行けば、食べ物を摂取していない人は出すものがないので、出すためには、まずはしっかりとしたものを食べる必要がある。
ただ、食べ物と違って、あらゆる情報がインプットになる場合は能動的に口にしなくても摂取できることがある。同じ道を歩くにしても、五感を活用して、想像力を働かせているだけで、摂取できる量も質も変わってくると思う。

一度やってみたい実験がある。自分と同じ道を散歩した人に、その散歩にまつわる文章を書いてみて欲しいなと思う。心の角度の違いだけの問題がアウトプットにどのような影響があるのかがとても気になる。近しい概念として「吟行」がある。外出をし、その先で見たもの・聞いたことなどの情景を短歌や俳句に落とし込んでいく。大抵は、一生懸命見学をしてしまい、創作の時間が満足にとれず、締め切りギリギリになって慌てる様を見るのが風物詩だったりする。今まで吟行は、いつもと違うロケーションにいることの特別さを楽しむものだと思っていたのだが、同じ情報量の状況で生み出される違いを楽しむものだと書きながら思った。

とはいえ、受動的に情報は食べられるものの、やはり能動的に情報を摂取することがインプットとしての主食であることは間違いない。日常生活に現在圧倒的に不足している読書の量を増やすことからまず始めなければならないが、一朝一夕には改善できる見込みはない。


サポートがnoteを書く頻度の向上+モチベーションアップになりますので是非お願いします。