拝シャンのすゝめ
好きなテレビ番組のひとつにテレビ東京の『モヤモヤさまぁ〜ず2』(通称:モヤさま)がある。日曜日のゴールデンタイムに放送している街ブラロケ番組である。これが毒にも薬にもならない内容で、悪くいえば観ても観なくてもよい番組なのだが、リラックスして観ていられる。
この番組の元アシスタントに狩野恵里アナウンサーがいて、
温泉旅館のシーンでプロレスの橋本真也のような衣装を着て頭を洗うシーンがあったのだが、そのシーンが何とも印象深かった。
狩野アナはシャンプーを2ポンプ手に取ると、おもむろに頭の上で合掌をして、その手を勢いよくこすり合わせていたのだ。そして泡立ったシャンプーをまとった手で豪快に頭を洗っていたのだ。これが表題の"拝みシャンプー"(通称:拝シャン)なのである。
それを初めて観たとき色々な意味ではっとした。
私たちは、誰もお風呂の入り方、傘の差し方を教わらずに生きてきた。それは意地悪で誰も教えてくれなかった訳ではない。当たり前すぎて、見て学ぶだろうということで、誰もわざわざ言語化しないのである。
だからこそ、他人のそういう姿をたまたま見たときにはっとするのである。
それを見てからというもの、私も拝シャンを始めることにしたが、なるほどとても泡立って合理的な方法だなと感じた。
わざわざ教えるほどのことでないけど、自分は知っていること、これが集積したら少し生活が豊かになると思う。
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読んでくださった方で、わざわざ教えるほどではなかったけど、自分は知っていることなどあったら是非こっそり教えてください。
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