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#91 OKR シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法

OKR(Objectives and Key Results)という手法について理解を深めたく
この本を手に取りました。
結果、そもそも理解できていなかったということがよくわかりました。

結論から先にいくと
私の理解では、OKRは「管理手法」ではなく「モチベートする手法」です。
そういった意味で、MBO(Management by Objectives)とは全く異なるし
比較すべきではないなとも感じました。

今まで当たり前にMBOの手法で進めていたので
目標管理手法という観点でMBOに代わるものがOKRかな?という
フワッとした理解でしたが、全く違いました。

私の中での大きな相違点を下記に羅列します。
※細かい部分は誤りがあるかもしれないのでご容赦を

  1. OKRは定性が大上段、MBOは定量が大上段

  2. OKRは3ヶ月ごとでスピーディに変わる、MBOは半期ごとくらいで大きく変わらない。

  3. OKRは達成率6,7割を目指すもの、MBOは達成率10割、なんなら120%を目指すもの

例えば「業界で、○○な顧客から圧倒的な支持を得られるサービスになる。」というものが大上段に来たりします。
それを達成したというためには目指すべき定量指標は何かを考えます。
そのKey Resultを達成するために、1週間での行動を振り返り共有、お互いに讃えあう、そういったものです。
MBOは、KGIからKPIがあり、そのKPIに基づく定量指標をそれぞれチームで持ち追っていくものです。

この違いによって、
まず行動の精密性の求められ具合が変わってくると思っています。
一発のホームランより、繋ぐヒットが重要視されるイメージです。
OKRの場合は、行動を賞賛し合い少しずつ前に進んでいることを皆で実感しながら
確実に一歩ずつ進む。
一方でMBOは、ゴールから逆算して今正確にできているのか測っていく。
そんな感覚です。

具体でいくと、PMF前の組織とか、
やることだらけで、優先順位をつけにくい場合などは
この手法が役に立つんだろうなと思いました。
ここで、3ヶ月に一回変わるというのも効くと思っています。
それによって、ブレても修正できる。

余談ですが、フィードバックを適切に受けれるスキームにしておく
というのが個人や組織、社会にとっていい状態なんだろうなと思います。

そういった意味でもOKRはよくできている手法です。

取り留めもない感想に近いまとめでしたが
読んでいただいたのであれば大変嬉しいです。

じゃあこれをどう自組織に生かすか、というの大事なので
GWでゆっくり考えたいと思います。

最近いい気温ですね。
穏やかに過ごせそうです。


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