シュウヘイ17

footballlは見るよりもプレーする方が楽しいに決まってる

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最近の記事

「手さぐり01」作品説明

musa2アート&デザイン展2023に出品した作品について  1980年代の後半、デザインの勉強を始めたばかりの自分には、J.J.ギブソンの「アフォーダンス」という概念は、正直行ってその意味を理解することは難しかった。数えるほどの出席者しかいない大教室で、講師がドアの取手を指差して「この取手の形は、”引く”という行為を・・・」といった話を、分かったような分からないような、首を傾げながら聞いていた記憶がある。後日談だが、このドアの取手の話はD.ノーマンの著作が元になっていて、

    • 脳と絵を描くこと

      いろいろ輪郭線について考察をするために絵を描いていたのですが、そっちが楽しくなってしまって記事をあげられていません。同時に大脳生理学に関する本も読み進めています。ま、もう少しマメにしなきゃね。 やっていること 絵を描くロボットができないかなあ 元々は絵を描くロボットを作るとしたらどんな風になるのだろう、というところから始まっています。目から入力された視覚情報を腕やら身体を使ってどう紙に描くのかを、カメラとロボットアームでシミュレート出来ないかというプロジェクトをやりました

      • 見るということを考えた(2)

        輪郭線とはなんぞや?前回の記事で「ここはコーヒーカップである、ここはコーヒーカップではない、と判別をしています。この判別の境目が輪郭線になるのかと思います」と書きました。目に写っている様々なオブジェクトには固有の形状があります。描くものがオブジェクトを見ると、それらには高さと幅と奥行きがあります。これを紙とか壁とかの奥行きのないものに見たままを描こうというのは無理な話です。特に奥行きを表現するのは至難の技です。 2万年前のラスコーの壁画では、クロマニヨン人は生き生きとした野

        • 見るということを考えた(1)

          私はずいぶん幼い頃から絵を描く習慣があります。絵といってもフィンアートとかイラストレーションとかいういうのではなく、単に紙と鉛筆や筆などの筆記具で思いついた時に描くくらいですが。 絵を描く時は何か対象を見て描くこともありますし、頭の中で記憶を辿ったり、その記憶を再構築して描くこともあります。いずれにしても、それまでに「見た」ことがベースになって描いています。 この「見る」「見た」ということを、コンピュータを使っていろいろ考えたいと思いました。 実際に書いてみよう目の前に

        「手さぐり01」作品説明

          昨年末からとても、とても、とても、とても忙しく、noteに投稿することもできませんでした。やっと、余裕ができたので、少しづつ再開します。 3月も半ばになりました。卒業式のシーズンですね。

          昨年末からとても、とても、とても、とても忙しく、noteに投稿することもできませんでした。やっと、余裕ができたので、少しづつ再開します。 3月も半ばになりました。卒業式のシーズンですね。

          アートディレクター鈴木八郎さんのこと

          先日、ここの記事に鈴木八郎さんの「天と地とApple」のことを書いたら、それを読んだ友人から「ずいぶん古い話を持ってきたなぁ」とメールが届きました。その話を若い方にしたら、「鈴木八郎さんて誰ですか?」と「?」マークが沢山!まあ、当たり前ですよね。亡くなられたのが2005年ですからもう17年にもなります。私の世代の商業デザインをしていた方ならよく知っていると思います。名前は知らなくても、「これが鈴木八郎さんがADをした広告」といえば、「ああ、これが」と思い出すでしょう。電通のア

          アートディレクター鈴木八郎さんのこと

          デパートの屋上とドット文字のデザイン

          最近デパートに行く機会がめっきり減ってしまい、デパートの屋上ってどうなっているか全くわからないのですが、私の経験ですが、具体的に言うと1970年代のデパートの屋上は子供にとって天国! ミニ遊園地でした。 ちいさなメリーゴーランドがあったり、射撃場があったり。ステージがあってヒーローが戦い、お祭りの屋台みたいな食べ物やがあって、それはもう楽しいことがいっぱいの場所です。大抵、一角には、パチンコの台やピンボールマシン、クレーンゲームや、コンピュータを使ったピンポンゲームといった

          デパートの屋上とドット文字のデザイン

          はじめて書きます

          はじめて書きます。 映像制作の勉強をして、書籍・コミックの編集プロダクションに就職。エディトリアルデザインの仕事をしてからグラフィックデザイナーになりました。「天と地とApple」の広告を見たのが、たぶん人生の転機だったと思います。おいしい生活のウッディ・アレンのポスターや日比野克彦のダンボールアートの真似ばっかりやっていたのが学生時代といれば、大体どんな世代かわかると思います。 現在もデザイン、クリエイター系の人だと本人は思っているのですが、側から見れば学校の先生です。

          はじめて書きます