これを書き始めたのは、出産予定日当日夕方。
9月19日。まだ産まれていない。
空いた時間で、このnoteを書いていきたいと思う。
早く、母子共に健康で産まれてほしいー！と思いながら書いている。

妻の妊娠が分かったのは、今年の1月の沖縄キャンプ中。
妊娠した事はとても嬉しかったけど、まだ安定期に入っていなかったので、報告はごく僅かの人のみ。
妻のつわりがひどかったみたいだけど、群馬に里帰りしていた為、義母や、義父、義姉妹が、そばに居てくれて、サポートしてくれていたし、妻の地元の友人達も近くに居てくれていたので、本当に助かった。

キャンプ中で、2ヶ月間、離れ離れという事もあったし、出来ることが何も無かった。
群馬にいる妻の家族、友人達にはとても感謝している。

沖縄キャンプから熊本キャンプスタートの間に、４日間オフがあったので、元々オフシーズンの時から計画していた、福岡熊本ツアーを、妻と敢行することになっていたのだけれども、妻のつわりがひどかったし、妊婦という事で、大好きなお酒を全く飲ませてあげられなかったのは、正直見てて辛かった。
まぁ、俺は多少飲んでいたんだけども…

福岡の料理も、熊本の料理も、結構お酒に合う物ばかりだったので、妻のビールを飲みたそうな顔は、一生忘れないと思う。本当に毎日飲む人でしたから…笑
俺は、横でチビチビ飲んでいました…酔えなかったけど…

約1ヶ月の熊本キャンプが終わり、3月中旬から、妻と札幌での生活が始まる。
オフ前日や、オフの日のたびに、愛犬ヒンナと妻と出かけるんだけど、目にするのは、サッポロクラシックの文字。
妻が我慢する代わりに、俺が飲むねーと、罪悪感を感じながら横でビールを飲ませてもらった笑

酒酒言ってるけど、基本休みの前しか飲まないですからね。笑

妻はというと、元々モデルの様に？細いくせに、とても食べる量が多いので、一時期はビュッフェや、食べ放題形式の店ばかり行っていた。
安定期に入ると、なんでも美味しく感じるみたいだね。
12月17日の結婚式当日から比べて、相当体重が増えたのは、仕方ないと思う…笑
その前ダイエットしてたしね…うんうん…

9月19日が、出産予定日だったので、８月下旬から臨月に入った。
妻との約束で、臨月に入ったら、俺は一切酒を飲まないと決めていたので、1ヶ月間禁酒をした。
まぁ言っても、休み前日しか飲まないので、4-6回くらいの休み前日は、普通に耐えることができた。

何より、チームメイトに、たくさんパパの先輩達が居るので、その選手達から色々アドバイスを貰えたのが、心強かった。
立ち会いの時は、どうするか？とか、早く出産するには焼肉が良いだとか、オロナミンCを飲ませろとか、本当に色々と教えてもらったので、有り難かった。

更に、お下がりをもらったり、おもちゃをもらったり、お祝いにチャイルドシートを買ってもらったりと、本当に良いチームメイトに恵まれた。

日ごろの生活はというと、安産につながる様に？愛犬ヒンナと、妻と3人で毎日1時間〜2時間散歩をした。家の周りや、いつも行く公園は飽きてしまったので、札幌市内の色々な街に行って、ひたすら散歩をした。
新札幌、福住〜月寒、栄町〜新道東〜元町、平岡公園、中島公園、旭山公園、宮の沢、円山、大通、小樽駅、などなど、沢山の場所でひたすら散歩をした。
札幌、小樽以外だと、苫小牧や、函館、ニセコ、三毛別、黄金岬等々、休みの度に、ドライブして散歩するってのが恒例になっていた。
アナタの街で、松原ファミリーが、散歩していたかもしれませんね…笑

んで、いよいよ予定日の9月19日を迎える。
妻の様子は、何も変わらず。一応病院での診察があったので、受診した。
詳しい事は書けないけど、とにかく、20日から入院となった。

チームには、妻が出産のために入院します、俺もそこに立ち会いたいし、サポートしたいと伝えると、強化部、ミシャ監督、赤池GKコーチ、チームスタッフ、チームメイト、クラブからの許可得て、20日と21日の2日間、練習を欠席させてもらえた。
やはり、とても素晴らしいクラブだ。

入院や、出産の日が試合だったら、妻も行ってこい！稼いでこい！って言っていたので、試合に被らなかったのは、良かったと思う。

２０日は、朝に妻を病院へ送り、俺は一旦家に帰り、愛犬ヒンナの散歩と餌やりをし、色々買い出しをしてから、病院へ戻った。
その日は、本陣痛もなく、ケロッとしてたので、練習行けたじゃん！と思ったけど、そんなものは結果論なので、しょうがない。
不安と、少しの安堵と共に、1人でヒンナの待つ自宅へ戻った。

翌21日、朝早くからヒンナの散歩と身支度をして、病院へ向かった。
入院中の妻は、昨日と明らかに表情が違う。バクバクお菓子食って元気だった妻が、全然元気がない。
点滴を打ちながら、お昼ご飯を食べていたんたけど、その辺りから顔色が悪くなり、しばらくしてから嘔吐。

みるみるうちに陣痛が始まり、表情が苦しそうになり、話も出来ないほど辛そうだった。
俺はというと、横にいて汗を拭いたり、背中さすったり、手を握ったり、色々サポートしていたつもりだけど、助産師さん達のテキパキとした行動、お産へ向けた準備を目の当たりにすると、俺邪魔じゃね？部屋から出た方がよくね？
カメラセッティングしてる場合じゃなくね？何したら良いの？
何もしていないのに汗だくで、なんで俺がTシャツベチョベチョやねんと、非常にテンパっていたのである。

14時頃から本格的にお産が始まり、苦しい声を聞きながら俺も必死に、いきむ妻の身体を支えた。
もっと強く支えろ！って言われたので、渾身の力で妻の首を支えた。
そうこうして、頑張る事2時間程で、出産を迎えた。

言葉にならなかった。

俺の子だ！可愛い！

と思う前に、こんなに辛そうで痛そうな妻を見た事が無かったので、感謝を伝えた。

ありがとう！

届いてるかは分からないけど…笑

そこから色々処置等あって、息子を初めて抱っこしたのは出産してから3時間後くらい。
俺の子？というのが全く実感が湧かなかったけど、まぁ親戚から修平そっくりだよ、とよく言われてるので、俺の子なんだろう。笑

妻の６日間の入院中は、午前の練習が終わり次第病院に向かい、ただひたすら息子を可愛がる毎日。
そして初孫にテンションの上がる俺の母が、毎日の様に面会に来ていた。
義務感だったっぽい…笑
俺の父にも会えたし、これから祖父母にはたくさん甘えてほしい。笑

6日間の入院生活が終わり、やっと松原家に息子が来る事になった。
大八がプレゼントしてくれたチャイルドシートに、夫婦2人で四苦八苦しながら乗せて自宅に帰った。

自宅では、愛犬ヒンナが待っていたので、初対面はどうなる事かと思っていたけれども、吠えたりもせず、授乳中やミルクをあげる時には、イタズラもせずに妻の横に寝そべっている。
多分ヒンナは、嫉妬しているのだろうけど、自分より小さく、よく泣く息子に対して、見守る気持ちができたのかな？
本当にお利口さんにしてくれて、父として飼い主として、とても有り難く思う。

今時期、基本的に息子は寝ているんだけど、2、3時間おきに授乳だったり、オムツ交換だったりで、泣く。
練習から帰って来た昼過ぎから夕方夜にかけては、オムツ交換やミルクをあげるのは俺が手伝えるんだけど、夜に関してはサッカー選手として、睡眠はとても大事なので、妻が別部屋で、息子と同じ部屋で寝てくれて、夜泣きに対応しているので、とてもありがたく思う。

この記事の最後に、ホーム柏レイソル戦。
チームとして、出場停止や、怪我人等のスクランブルな状況にあり、試合に出場出来るフィールドプレーヤーが15人しかおらず、GKが３人メンバー入りする事になった。

どういう意図があったのかわからないけど、俺をメンバーに入れてくれて、試合前には、今日はゴールを決めて勝って、修平の為に、全員でゆりかごダンスするぞ！と、ミシャ監督がロッカーアウトする時に言ってくれた。

GKとしては3番目だったけど、フィールドプレーヤーが5人交代し終わった後に、脳震盪の症状が出た選手が居た場合、フィールドプレーヤーとして出場するかもだったので、一応アップ時にヘディング練習だけはしといた。

21番のゼッケンを赤黒のユニにすぐ貼れるように、ホペイロが用意してくれていたので、気持ちだけは準備していた。

残念ながら負けてしまったけれども、まぁ自分の力で試合に出て、結果を残してゆりかごダンスしたいし、この悔しさは3週間の中断期間のトレーニングにとっておく事にする。

今回も長々と書いたし、書き始めは出産の２日前で、そして書き終わりが、レイソル戦当日の夜になり、文章等が、訳分からなくなってる部分もあると思うけれど、寛大な心で見てください。

そしてお祝いしてくれた方や、お祝いコメントをしてくれた方々、本当にありがとうございます。
コメントは妻と共に見ていますし、お祝い等も、使用させていただきます。
まだまだ、息子誕生祝ってくれよ期間なので、お祝い等待ってます。

よし、連休は子育てと、時間を見つけてトレーニング頑張るぞーい！