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デイサービス立ち上げで苦労していること

ぼくの住む豊田市ではこの週末、世界ラリー日本大会が開催され大賑わいでした。

大会と同時進行で行われた「車中泊に挑戦しよう」という親子イベントの中で、「エコノミークラス症候群予防について」というテーマで
理学療法士として講演もさせていただき、非常に良い経験になりました😊
人前で話すのも少し慣れてきたかな?というところです。


前回の中山さんの記事で「これから苦労することも記事に残していけたらなと思っています」と言ってくれたので、今回は苦労しているところをお伝えできればと思います。

前回の中山さんの記事
嬉しいことや楽しいことをたくさん書けるのは
彼女の圧倒的な強みだと思います

まず1つ目はお金の話。
「デイサービスってお金がかかる」というのは火を見るよりも明らかで
そもそも建物がいるし、働く人もいるし、車もいるし…。
開業資金と運転資金を合わせて1,500万円は必要と言われています。

通所介護の開業時に必要な資金は、約1500万円程度が一般的な相場と言われています。内訳の例としては、設備・備品購入費や採用費といった開業資金が約500万円、人件費や家賃などの運転資金が約1,000万円です。

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すべてを自己資金でできればいいのですが、難しいですよね。
そこで地方銀行や信用金庫、日本政策金融公庫、信用保証協会などに
協力してもらい資金調達をします。

よくあるのは、運転資金の700万円は自分で貯めて
開業資金の800万円は融資してもらう、というパターン。
しかし、独立を決めた卒後4年目で当時の26歳の理学療法士の自分に
700万円などあるわけもないです。

そこで、愛知で過ごす3年間でできるだけ自己資金を貯めようと思い
新車で買った車を手放し、激安おんぼろアパートに住み、自宅では極寒灼熱でもエアコンには頼らず、ちゃんと自炊して
という生活を3年弱しています。
地元を離れた愛知には友達がいないことやコロナ禍も手伝って
今までのように遊びに行ったり頻回の飲み会などがなかったので
貯金という面では助かりましたが
味気ない時間を過ごした時もあったかもしれません…。

そうこうして今は金融機関に融資の相談をしていますが
実績も何もない自分に大金を貸すという現状は厳しく
収支計画書を作り、キャッシュフローを見て、いろいろとつっこまれまくり
最近ようやく「融資を検討します」というフェーズまで来れました。
”決定”ではなく、あくまで”検討”です。
今までスタートラインにすら立てていなかったので、まだまだこれから。


2つ目は人材の話。
ぼくの前回のnoteで初めてリクルートページ(っぽい記事)を載せました。
今までは「自分が熱量もってれば仲間はすぐ見つかるかな~」なんて
思っていましたが、本当に甘い考えだったと思っています。
全然来てくれない。

「採用希望の人が来てくれたらこんな面接やりたいな~」とか
「スタッフも老若男女いるとおもろいかもな~」とか
そんなこと言っていましたが
面接内容とか老若男女とか、のんきに贅沢言っている場合じゃない。
医療介護業界の人材不足に直面しています。
猫の手も借りたい、一緒に働いてくれる人なら誰でもありがたい。
本当にそんな感じです。

ここはリアルに悩んでいるところなので、ぼくらに興味を持ってくれたり
一緒に働きたいと思ってくれた看護師さんや介護員の方!その他専門職も!
ぜひ!ご連絡ください!
特に介護員の場合、資格や経歴はなしで全く問題なしです!


最後に制度の話。
ぼくたちは「地域密着型通所介護」にこだわっています。
それは以前のこの記事に書いているのですが
「地域密着型通所介護」は市町村の管轄で
「通所介護」は都道府県の管轄になります。

都道府県が管轄の通所介護なら
申請書類さえ揃えればいつでも開所OKな場合が多い(らしい)のですが
市町村が管轄の地域密着型通所介護はそうはいかないようです。

市町村は大事な市町村民を守るために
現在や今後の高齢者数や施設数、介護保険料などを考慮にいれて
ある程度コントロールしなければいけません。
そのため、いつでも開所OKというわけにはいかず
地域住民への説明会やヒヤリングなども必要になってきます。

自分たちは想いを先行させすぎて周りばかりを固めてしまい
一番大事な行政とのやり取りが後手に回ってしまっていました。
これまた今後に向けて大きな壁の一つになっています。


と、こんな感じで大きく分けると3つの壁が立ちはだかっているわけですが
M気質なのか、逆境で力を出すタイプなのかは分かりませんが
こういう壁に対して燃えている自分がいることも確かです。
乗り越えたときの達成感や快感を知っているからかもしれません。

座右の銘である「やればできる」を胸に
今後もがんばっていきたいと思います!

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