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広報ファン担当の仕事

こんにちは。山野修治です。
この記事にアクセスしていただきありがとうございます!

最後にnoteを更新してから2ヶ月以上時間が経ってしまいました🙇‍♂️💦

先日行われた北九州での宗像サニックスブルース戦をもって、東芝ブレイブルーパスはレッドカンファレンス5位という結果でファーストステージを終えました。
雷雨の影響で延期となった第4節。東芝は8週間続けてリーグ戦に挑みました。試合をしてOFF日を挟み次節に向けて準備をする。遠方への移動なども含めると、出場した選手たちにはもの凄い負担がかかっていたと思います。

日々ハードなトレーニングをし続けている選手たちが所属する東芝ブレイブルーパスの広報ファン担当。普段どんな仕事をしているのかこれまでを振り返りながら簡単にご紹介していきたいと思います。

広報・ファン担当って何?

僕は副務(マネージャー)として2年前に加入しチームのサポートを行っていました。新リーグに向けて情報発信の機会を増やすことが大きな目的で、昨年6月に広報ファン担当へ役職が変更となり今現在に至ります。

役職名を聞いたとき、広報担当がどんな役割なのかなんとなく理解はしていましたが、「ファン担当って何だろう」とすごく疑問に感じたことを覚えています。今でもはっきりとした答えには辿り着いていませんが、東芝ブレイブルーパスのことを一人でも多くの人に知ってもらい好きになってもらいたいという気持ちを持って日々活動することに変わりはないと思っています。

基本的な仕事内容は以下になります。

・取材イベントの窓口、調整
・SNS運用
・映像撮影、編集(YouTube など)
・企画
・プレスリリースの作成
・協会や他チーム、報道関係者との調整

マネージャーとしての経験も少しあるので、シーズン中は出場メンバーのジャージ類や試合荷物の準備、遠征サポート、会場ロッカー設営なども担当させていただいています。
当然、シーズン中は試合のための準備が仕事の大部分を占めており、週末の試合に向けていつまでに何をやるのか漏れがないように取り組んでいます。
ほんの一部ではありますが、次のような流れで試合の準備をしています。

3~4日前 SNS用メンバー画像の作成
     試合ジャージ類準備
2日前   メンバー発表 / 試合荷物準備
前日   遠征のマネジメント補助
     撮影 / SNS・YouTube動画編集
当日   ロッカー設営 / 運営補助

試合日の3~4日前からはじめ、メンバー画像の作成や試合毎に計3回実施しているインスタライブの調整などが主なソーシャルメディア関係の仕事となります。テレビ(BS NHKや日本テレビ)での放送が予定されている試合では、当日TV解説を担当する記者からHCと出場選手に対して取材依頼などが届くので、その調整や対応をすることもあります。

今回のnoteを書き始めるときに「1日のスケジュールなどを交えて仕事内容の紹介ができたらいいな」と考えていたのですが、ボリュームが多くなってしまうため、今回は試合に向けた準備の一部を僕なりにお伝えできればと思っています。
興味のある方は最後まで読んでいただけたら嬉しいです🙏

SNS用メンバー画像の作成

2/20に開幕したトップリーグ2021からメンバー発表のフォーマットを新しくしました。
トップリーグだけでも16種類のSNS画像が存在しています。どのチームも様々な特徴があるので、新たなシーズンが始まるとき密かに楽しみにしているコンテンツのひとつです。僕自身が作成する際に意識しているポイントは4つあります。

① リザーブ含めた23人の顔写真を掲載
② ポジションに詳しくない人が見たときにイメージしやすいような配置
③ 1枚の画像にまとめる
④ チームカラーを意識した配色

それぞれ①~④には僕なりの理由があり、
「画像をタップ ▶︎ 興味を持つ ▶︎ 保存 ▶︎ 試合結果を追う ▶︎ 試合写真を見る ▶︎ 会場へ足を運ぶ」
というような流れで、ツイートを見た人が東芝ブレイブルーパスを好きになってもらうためにどんなデザインがベストなのか考え、その時々の気分で作成しています。1週間以上考えたり、方向性が決まってから直前でデザインをゼロから作り直したことを過去にはありました💦

画像制作ソフトなどは使用しておらず、全てMicrosoft PowerPointを利用して編集作業を行なっております。1年前まではMacBook Airを使っていたのですが、扱うデータ容量が大きく突然電源が落ちるなど作業効率が悪かったため、広報ファン担当になったタイミングでMacBook Pro💻を購入しました。いまは不自由なく作業ができていますが、来季までにはもっとデザインを勉強して専用のソフトを使いこなせるようになりたいと思っています。

投稿のタイミングはキックオフの48時間前と定められており、開幕戦の場合は2/18 午後2:00ちょうど(2/20の2日前)になった時点でツイートができるよう調整。それまでは『メンバー変更がないか、顔と名前が一致しているか、スペルに間違いがないか』など繰り返し何度もチェックしています。

荷物準備

試合を行う際に何よりも重要なのが荷物準備です。
中には「広報担当がやる仕事なの?」と疑問に感じる方がいらっしゃるかと思いますが、スタッフの人数も限られている状況で、僕自身マネージャーとして加入した時から担当させていただいているので責任を持って取り組んでいます。

・出場メンバー+バックアップメンバー 計30人 のジャージ類
 ジャージ2セット、短パン、ソックス
・ベンチコート(選手+スタッフ)
・インカム、キックティー、タオル など

準備するものはExcelにて管理しており、ここに記載しているのはほんの僅かになります。
その中でも一番時間を要するのがジャージ類の準備です。
選手によってジャージやソックスのタイプやサイズが異なります。破損がないか一着ずつ確認するため、長時間に及び集中力が必要な作業です。時間はかかってしまいますが、選手一人ひとりのことを思い浮かべながら準備をする時間が僕はとても好きです。笑

ジャージが管理されている部屋に入るたびに大学ラグビー部時代のことを思い出します。早稲田大学ラグビー蹴球部ではジャージ・短パン・ソックスそれぞれを準備する係が存在し、10名ほどの一年生がその仕事を担当します。

練習試合などでは準備した試合荷物を自分たちでハイエースバンやトラックを運転して運びます。トップリーグのような公式戦では、荷物量も多く遠方での試合も多く組まれているので運送業者に依頼をして運搬していただいております。集荷が来るまでにトラックへ積むカゴ台車(4~5台)にあらかじめ試合荷物を乗せおくまでが僕たちチームスタッフの仕事です。

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、2週間ほど前にカゴ台車へ荷物を乗せる際にぎっくり腰になってしまい現在も不安感と腰痛に悩まされています😰

遠征の様子を公開

トップリーグ2021は秩父宮ラグビー場に加え地方会場(名古屋、大阪、釜石、北九州)での試合も多く開催されました。
広報ファン担当として、ラグビー選手たちの試合会場では見ることができない場面を多くの人に広く報っていただくために、今季からTwitterやInstagram、そしてYouTubeを通して試合前日の移動やミーティング・食事などの様子を公開させていただいております。

僕個人の思いとしては、更新頻度をもっと増やしていきたいのが正直なところです。高いクオリティーで多くの情報を視覚的にSNSユーザーへ届けていきたいと思っています。「何をもって高いクオリティーなのか」「どのような情報を求めているのか」などについてはしっかりと纏めていきたいと考えていますが、皆さまのご意見をお伺いする機会もいつかあればいいなと思っています。

最後に

今回は《SNS用メンバー画像》《荷物準備》《遠征の様子を公開》の3つに関して簡単にご紹介させていただきました。《試合当日のルーティン》《仕事内容》については次回のnoteにてお届けできればと思います。

個人的にファンの皆さまからDMやリプライなどで多くのメッセージをいただく機会が増えています。応援メッセージや体調などを気遣っていただく内容、中でも多いのが仕事内容に関する質問です。トップリーグに所属しているマネージャーや広報担当がどんな仕事をしているのか学生スタッフならではの悩み相談など、メッセージをいただくことが増えたなと感じております。

僕が早稲田大学ラグビー蹴球部に在籍していた頃を振り返ってみると、選手を引退し大学3年生からスタッフに転向したときに、「『お手本とする存在』や『学ぶ機会』があったらいいのに」と感じることが多くありました。同じような思いを持っている学生やスポーツチームで働きたいという夢を抱いている方が一人でもいる限り、僕はこれまでの経験を発信し続けていきたいなと思っています。

最後までお読みいただきありがとうございました😊
次回のnote更新も楽しみにしていただけたら嬉しいです。


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