「継続は力なり」に憧れて

飽きっぽいのでなんでも長続きしない、集中が続かない。なので、ひとつのことをずっと続けている人を尊敬するし、憧れる。

継続とは少し違うが、重ねた年月も同じくらいに憧れる。

ずっと続けているだけでも、どこかでそれが花開いたり、強力な武器になったりする。何十年も継ぎ足し、煮込んだうなぎのタレみたいなものだ。

年を重ねるとそういう答え合わせみたいな瞬間に遭遇することがある。「あの時のこれが今につながったんだぁ」と気づく瞬間、これが経年の醍醐味ともいえる。

わかい時はすぐに結果が出ることに価値があると思っていた。今はそういうインスタントなものに興味はない。すぐわすれるし、すぐなくなるし。

憧れても続けられない私は続けられる仕組みを使った。自動引き落としである。そしてこの仕組みを利用して、飽きっぽい私は某NPO法人に10年以上毎月寄付を継続することができた、いやできている。継続中だから。

貧しい時も豊かな時も、私の働く支えになったのはこの寄付の存在が大きい。

飽きっぽい、継続できない私は、自分だけだとすぐに易きにながれてしまう。この寄付が私の働くという気力を支えてくれた。社会とのつながりを保ってくれたと思っている。

自分のためだけなんて、継続して働く理由にならない。誰かのために動くという意識がないと働けない。

当時ひとりものの私のそんな気持ちを支えてくれたのが寄付だった。なので、働く理由のひとつに信頼する団体への寄付というのを個人的におすすめする。

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