2021年11月23日（祝）に大阪で行われる就活抗議デモへの呼びかけ文を掲載します。（追記：具体的な時間や場所は、11月中に追って告知します。）

“理不尽な就活”終わらせよう！

　一つの内定を貰うために一体どれ程のしんどい思いをしないといけないのだろうか。
　多様性を根本から否定する画一的な就活マナーを身に着けさせられ、セクハラ・パワハラを筆頭に様々な差別に尊厳を踏みつけられながらも、なんとか自分自身を企業に「買ってもらう」為にインターンに面接と駆けずり回る日々。年々早期化し続ける”新卒市場”では、勉学やサークル等での活動すらもエントリーシートでアピールするためのアリバイ作り(所謂ガクチカ)となる様な本末転倒の事態が進行するなど、大学の就職予備校化はとどまることを知らない。

　地獄のような就職活動でボロボロになるのはもううんざりだ。内定が得られぬまま心身をすり減らして病む者、将来への不安と絶望から自ら命を絶つ者などの犠牲者をこれ以上生みだしてはならない。一方的に求職者を買いたたき採用後に使い潰す求人企業。就活市場をマッチポンプ的に白熱化させ情報を売り買いするリクナビ/マイナビなどの斡旋業者。就活市場というものが差別と人権侵害の上に一大産業として成り立っているということをはっきりと暴き、「学生を食い物にするな」を合言葉に私たちの怒りの声を具現化していこう。

　就活競争で苦しむことは断じて”自己責任”などではない。#KuToo運動のうねりや、性別欄を廃止した履歴書が認められた事例のように、私たちの声には世の中の「理不尽」を変革しうる力がある！

　既に就活を終えて働く労働者/社会人の方も、まさに今就活地獄の只中にいる人も、そして今後就活戦場に放り込まれるであろう学生・生徒の皆さんも、理不尽な「就活」の現状に怒れる全ての皆さんに11・23就活抗議デモへの参加を呼びかけます。是非一緒に声を上げながら歩きましょう！