1回生による就活抗議デモ連帯アピール

こんにちは。
勤労感謝の日、学生有志による就活抗議デモが大阪市にて開催されます。
私はこのデモに連帯し、参加します。


私はまだ一回生で、就活までまだ時間があるのですが、これから先に待ち受けるそれを考えると、暗澹たる気持ちを覚えます。
たしかに、就活は学生の進路の一つの指標であり、それ自体を否定することはできません。
しかし、現在の就活が学生をがんじがらめにし、追い詰め、生活の幸福を損ねていることは明らかです。
例えば、サークルへの参加にしろ、就活に向けてのアピールの材料として参加している、という方も居られるかと思います。
「学生の時に力を入れたことは何ですか?」
この質問への回答材料欲しさに活動し、真に自分がやりたいこと、やらなければいけないことに手が回らないという方もいるのではないでしょうか。
そうして学生生活を就活のために捧げたとしても、全てがうまく行く保証は無いのです。
追い込まれたために精神的な失調を来たし、中には死を選んでしまう就活生も相当数います。

そして、これを読んでいる高校生の皆さん。
みなさんは大学進学・就職に向けて努力されているところだと思います。
しかし、就活問題は、高校生のみなさんにとっても切実な問題です。
特に大学進学を目指している皆さん。大学入試からその先に待ち受ける大学生活まで、皆さんを「就活ロボット」に仕立て上げるための下拵えがここで行われるのです。
息苦しい状況だとは思いませんか。私はそう思います。なので今こうして、声を上げているのです。

問題はこれだけにとどまりません。就活生に対する性差別や暴力があります。
一昨年2月にも、企業のOBを訪ねた女子就活生が社員による性暴力を受け、加害者が不起訴処分になるという許し難い事件も発生しています。
また、性別二元論に基づく時代遅れなマナーが押し付けられ、多様性が軽視されています。
このように、日本の就活の孕む問題は様々かつ深刻です。

しかし、望みもあります。
我々は就活を、ひいては社会を変革することが十二分に可能だということです。
先日アメリカでは、性的少数者の方の上げた声により、パスポートの性別記載欄にXジェンダーの表記が新設されました。日本でも、職場におけるルッキズムへの対抗、働く女性の健康増進のための#KuToo運動が盛んに広まりを見せています。
このように、変革を求める声は今日も世界各地で発せられ、そしていくつかの勝利を手にしてさえいるのです。
我々が迎える就活がより良いものとなり、希望を持って進路選択ができるような社会になるよう、私もそういった潮流に続きたいと思います。

学生は売り物ではない!買い叩くな!
就活生に対する性差別・暴力をやめろ!
就活生の多様性を尊重しろ!

H(学生参加者)

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