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予想外の業界への就職「社員への質問は表層的な質問に留まらないように」サクサクさん(5/5)

サクサクさんプロフィール

もともと教員志望だったが、民間就職を選択し出版業界志望から旅行業界の会社に内定。

サクサクさんnote:サクサク|note


志望動機は悩まなかった面接では腹を割らざるを得ない


ー面接では結構盛りました?それともちゃんと本音を言ってたタイプですか?


 
『本音でした。』
 

ーあー、そうなんですね。それは嘘をつくのが下手だからみたいな感じなのか、それともちゃんと自分で信念を持って本音を言おうと思ってたのとどっちですか?


 
『なんか、ガクチカとかって数値が評価されるわけではないんですよね。本当に成果を上げたからといって、それがすぐ会社でも役に立つ存在だとは思ってくれないなと思っていて、それをなんか会社にどう活かすかみたいなことを見せないといけないと思うんです。』
 
それよりも、その「こと」に対して「どう頑張った」とか、「なんで頑張れたか」とか、そういう理由みたいなところをすごいしっかり話さないといけないんです。
 
なので、腹を割ってじゃないと自分が言いたいことは言えなかったっていうのがあります。』
 

ーあーなるほど。でもそれがお互い一番いいですね。


 
『そうですね。それのほうがよく話も進むし、ありのままで聞いて貰えるし、そこで興味を持ってもらえれば自分は本当にその会社に合っているわけなので、盛ったりとかしなかったです。』
 

就活の良いところは、自分の知らなかった社会を知れること


ー就活しててこれが良かったなーっていう所とこれはちょっとこの先改善しないとダメだよなみたいなところはどこですか?

 
『よかったところは、なんか知らなかった世の中のこととか、社員さんがこういう風に働いてるっていうところを知る機会があったことがすごく良かったなって思います。
 
やっぱりあんまり就活生の立場だと「会社の中の人はどう働いてる」とか、「そういう業界はどう社会に貢献する」とかわからないじゃないですか。
 
本当にこの機会でいろいろ勉強させてもらった、っていうのはすごい良かったし、その中で「この業界のこの企業に入りたいな」という目標も見えましたし、社員の方と面談で実際働いてる人と話す機会を色々と設けてもらって、そこで「自分もこうやって働いていきたいなあ」っていう方向性も見えた。
 
面接前に会社を調べた時も、いろいろな社員さんに説明会の後とか、インターンとかで色々会わせていただいたことで、面接に向けて「どういう雰囲気で行こう?」みたいな事が決められたので。そこで会社のことを知れる機会がたくさんあった事がよかったなと思います。』
 

就活生は質問の機会をもっと活かした方がいい


ーじゃあ悪いところとかありました?


 
『これは凄い限定的になってしまうんですけど、説明会とかインターンで質問コーナーあるじゃないですか。
 
そのとき、学生はもっと積極的に自分が本当に知りたいことを貪欲に質問していくべきだなって。いい印象になりたいと、表面的な質問がおおかったと思います。
 
「転勤はありますか?」とか「仕事で難しかったことは何ですか?」とかいう質問がめちゃくちゃ多くて。それに合わせて社員さんも答えてくれるんだけど、難しかったことなんかは、絶対社員で働いたら、最初は全部が難しいみたいな状況じゃないですか。
 
企業研究をちゃんとしてたら、「こういう仕事は難しいと思うだろうな」とかわかってくるし、ってちょっと思っちゃったりして。確かめられもしますけど、それこそなんか、私は質問コーナーとかは「企業の見えてないところを知る」っていう場面だと思ってたから、ちゃんとホームページにあることとかは先に目を通して、そこから生まれる疑問を聞いてました。
 
確かになにを聞いてもいいんですけど、なんか調べてから聞いた方が自分のためじゃないかなって思って。』
 

ー結構質問って力量出ますよね。その人がどれぐらい調べているかとか知識量や関心の強さは質問に現れると思います。


 
サクサクさんは、例えば就活の終盤である程度色々知ってる状態のときとかはどういうことを聞いてたりしてたんですか?
 
『「自分の案を採用してもらえたときともらえなかった時ってなにが違ったんですか?」みたいなぶっちゃけじゃないけど、その人からしか聞けない話ですかね。なんか、鉄板のひねりのない逆質問よりは、結構細かい業務の話であったり、その人がどういう風に仕事をやってるのかなっていうところ、そのなんか「人」に対して興味を持って聞いてました。
 
あとは自分で企業や事業を調べていったりすると「こういう新しい取り組みを始めた」って事を知ると思うんですけど、「それはどうして新しいことにチャレンジしようと思ったんですか?」って言うのを聞いてみたり。』
 

ーたしかに質問することそのものにもちゃんとエネルギー使って質問を考えるっていうのを、そもそもみんなやってないかもしれないですね。


 

飾らない就活を


ーありがとうございます。最後に、このnoteの読者に向けてなにか言い足りない事とか残したいメッセージとかありますか?


 
『飾らないことですかね。やっぱり人事の人も就活生と面接するとき、やっぱり「その人」を知りたいかなって思ってると思うので、自分のことを自分らしく喋れるようにしたら良いと思います。
 
こう、自分も色々知りながら、ある意味でゆるくやっているのがストレスにならず、相性の良いところに出会えるかなと思うので、飾らない事が大事だと思います。』


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