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中判ミラーレスからフルサイズに戻った理由

こんにちは。朱門(@shumonphoto)です。
今回は要望がありましたメイン機をGFX100Sからαに戻した理由を話したいと思います。

背景など

もともとはα7Rが発売された時から歴代のα7Rシリーズをメイン機としていたのですが、いろいろな偶然?が重なり約1年くらいは中判ミラーレスのGFX100Sをメイン機としていた時期がありました。

実は過去にもGFXシリーズはお借りしたりして使ったことはあったのですが、ちゃんと自分で購入してメイン機としてがっつりと使うことは初でした。
そもそものαからGFX100Sに乗り換えたきっかけですが、ちょうどその頃使っていたα7RIVも世代交代の時期が見えてきている頃だったのですが、α7RVまで待ちきれなかったことも理由の一つではあります。
更に追い打ちをかけるように、GFX100Sのレビュー記事で"Ultimate Landscape Camera"などと銘打ったアピールを見てしまったり、周りのフォトグラファー達も使い始めていたというのも背中を押された理由です。

そして、以前からなのですが、特に個人的には以下の3点がGFXの魅力だと考えていました。
1. 中判ならではの16bit RAWデータの階調
 独特の空気感?はきっとこの16bit RAWのおかげなのかなと。(裏付けはないですが)
2. ダイナミックレンジが広い
特にシャドーを持ち上げた時のノイズ耐性が強くなるので、大きなメリットだと思います。
3. 1億画素の解像度
写真展などで大きくプリントすることを考えると1億画素の解像度は魅力があったというのが大きいと思います。

そんなこんなで、我慢しきれなくなり、メイン機をGFX100Sに変更し、レンズも基本的には純正のズームレンズで揃えて、基本的にはGFX100Sをメイン機として使用するようになっていました。

GFX100Sのメリット・デメリット・気づいてしまったこと

当時のメイン機であったα7RIVからGFX100Sへ移行した際のメリット・デメリット、気づいた点などについて話して行きたいと思います。

メリット

中判ミラーレスを使うメリットはさまざまだと思いますが、
自分の場合は、やはり画素数が一番に挙げられます。基本的にすべての風景撮影は最終的にプリントする前提で撮影・後処理を行っているので、解像度が高いというのはとても重要です。
それまでのα7RIVの61MPから100MPへ増えたことは今後の作品作りにも大きく影響すると思いました。

その他は細かい部分で風景撮影に便利な機能が備わっているように感じました。
4軸チルトも縦構図で便利ですし、ほとんどのケースでは風景撮影時に不便に感じることはなかったです。
撮影時のフィーリングもかなり良く、特にシャッターを押した瞬間のその瞬間、その場を切り取ってる感覚?というのが良かったです。
正直、ちゃんと撮り手のことをよく考えて作ってある良いカメラだと思いました。

FUJIFILMの特徴であるフィルムシミュレーションは多少は撮影時のモチベーションに繋がる部分があると思っていますが、個人的には最終的なアウトプットとしてそのまま使うことは無いので、あまりメリットではなかったです。

デメリット

まず、重いことが挙げられます。ボディは思ったよりもコンパクトでしたが、レンズも合わせると重量や大きさはDSLRかそれ以上あるような気がします。(実際はどうなのかは未確認ですが)
αに戻した時は、やはり軽さは正義かもしれないと思い直しました笑

そして、使えるレンズがほぼ純正レンズしかないということも若干不便に感じました。自分の場合はマウントアダプターを使ってPENTAX 645やContax、EFマウントレンズ等も併用していましたが、やはり利便性や性能の点でGFマウントレンズを使いたい、でも、欲しいレンジのレンズが無いジレンマに陥ったりもしていました。

あと、これは自分だけではないようですが、一部のレンズが壊れやすいらしく、冬に車内に置いていただけでレンズの部材が外れるという故障に見舞われました。。(部品を固定していた接着剤が取れたらしいです。20-30万するレンズで接着剤で固定て。。)

細かい機能的な点としては、それまでαで当たり前のように使っていたブライトモニタリング機能が無いのは星撮影では不便に感じた点ではあります。
広角の明るいレンズがないので、そもそも星撮影は苦手というのもデメリットの一つですが。

電池の保ちもそれまでに比べて少し不安な部分はありましたが、スペアがあれば大きな問題にはならないレベルかと。

気づいてしまったこと

メリット・デメリットはそれぞれどんなカメラでもありますし、それはある程度分かった上で購入しているということもあり、正直それほど問題ではなかったのですが、ある時、2つのあることに気がついてしまい、これ以上はGFXシステムに投資する意欲が失せてしまいました。

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