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『自責』と『他責』の差

就活が本格的に解禁してからもうすぐ2週間が経とうとしていますが、続々と逆求人の時の後輩から内定報告をもらい嬉しい限りです。みんな思い思いの就活をしていて本当に偉い。

さらに嬉しいことに、先週のブログを読んでくれた後輩から二つの内定先で悩んでいるという相談をもらいました。

もちろん考えることは大事ですが、今まで飛び込んだことのない環境に関して考えすぎてもそれはあくまでイメージにしか過ぎません。正直最後は直感が重要だと感じています。それは、どこの会社に行ってもメリットもデメリットもあるし、新卒採用をしてるくらいの規模感になるとどこもすごい会社ばかりだからです。

その時は、
「もしその会社が異性ならどっちと付き合いたい?」
と聞きましたが、最後はそのくらい自分の直感を信じたほうがいいし、周りの目など気にせずに自分の気持ちに正直になった方がいいと思います。例えが少し悪いかもしれませんが(笑)

今まさにそんな状況にいる就活生も多数いるかと思いますが、考えに煮詰まった時はぜひ一度自分の直感に聞いてみてください。あと、就職先で悩むと直近のことで悩みがちですが先週も書いた通り「自分がどうありたいか」を改めて考えてみてくださいね。

さて、前置きが少し長くなりましたが、今週末は大阪に帰って久しぶりに関西の学生ビジネスマン達に刺激をもらったので、テーマ通り「自責と他責」について書きたいと思います。

学生時代にも社会人になってからもよく聞くワードですが、自分なりにその差は何なのか考えてみました。

- 自責と他責とは

まずは、自責と他責の定義から。

抽象的ですが、

自責:何かしらの事柄に対し自分に責任の所在を置きそれについて考えること(自分のせい)
他責:何かしらの事柄に対し他人に責任の所在を置くこと(他人のせい)

と定義したいと思います。

- 自責と他責の差

結論から言うと自責と他責の差は「成長の差」だと考えています。

例えば、とある営業マンが
「お客様が優柔不断でなかなか意思決定しない」
と言っていたとします。

これは完全に他責の考え方で、自分が契約を取れない理由をお客さん、つまり他人のせいにしています。

自責の人ならどうでしょう。

きっと
「お客様が意思決定しないのは自分に問題がある」
と考えるはずです。

- 自責と他責の人のその後

他責にする人は、
「お客様が優柔不断でなかなか意思決定しない」
という発言をした時点で思考も行動も止まります。

一方自責の人は、
「お客様が意思決定しないのは自分に問題がある」
と考えるので、ここから思考と行動が始まります。

「もしかしたら何かネックがあってそれを聞けていないかもしれない」
「そもそもこの提案じゃなくて他の提案がいいのかもしれない」
など、まずは課題の原因がどこにあるのか仮説を考え始めるでしょう。

そして、
「もう一度時間を作ってもらって話を聞こう」
「○○がネックかもしれないから○○を重点的に聞こう」
「もう一度ニーズを聞いて再提案してみよう」
など、次には仮説に対しての行動が生まれます。

恋愛で好意を持つ相手に対してうまくいかなくて、
「あの人は自分の魅力がわかってない」
なんて言う人はいないでしょうし、きっと恋愛なら、
「振り向いてもらうにはどうすればいいんやろう」
と好きになってもらうための努力をするはずです。

これは仕事も同じです。

上のは一例ですが、お客さんが振り向いてくれない理由はきっと自分に問題があります。

いざ仕事を始めると問題や課題は山ほど出てきます。自責と他責の人では、その問題や課題の数、つまり問題や課題に対する思考と行動の数だけ差がつきます。

まとめ

自分への戒めも込めて自責と他責についてまとめてみました。
恋愛の例えが多くなりましたが(笑)

「自責」と、言葉だけ聞くと少しネガティブな印象がありますが、自責は捉え方を変えると自分に改善を求める姿勢ではないでしょうか。

ただあまりにも自責にしすぎると少ししんどいと思うかもしれません。
そういう時は一度思いっきり他責にしてください。最終的に自責に落とし込めればいいので、それから思考と行動を始めても問題ありません。僕もよくやります(笑)

組織にいたり、新しい環境に飛び込んだりするととついつい他責にしてしまいがちですが、どんなことでも一度自責に落とし込むことはそのまま成長に直結すると思います。

今まさに営業研修真っ只中なのでより「自責」で臨んでいこうと思います。

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