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上京経験者が語るリアルな話

こんにちわ株式会社SeeD代表取締役社長のshun@******です。今回は札幌出身の私が20歳で上京してから今まで感じたことや良かったこと辛かったことを書いていこうと思います。SeeDってどんな会社という方はまずこちらからお読みください。↓

はじめに

この記事は完全なる私の主観の話です。本音ベースで毒吐きながら書いていこうと思います。

上京前美容専門学校時代

正直東京に多少憧れはあったけど上京する予定なんてなかった。当時付き合っていた彼女に振られその当日に学校の先生や親に上京すると伝えた。学校の先生は喜んでおり親からは悲しい顔をされた。その後すぐ東京の美容室に内定が決まり私の東京生活が決まったのだ。正直学生の頃はかなり遊んでいた、当時周りの友達や、友達の親、学校の先生は私がまともに働く姿など想像していなかっただろう。(なんなら私もそう思っていた)ただ30歳までに一人前になり札幌に帰ってきて自分の店を持ちポルシェ911を購入すると決めていた。(願いは叶わなかった)

月日は流れ卒業シーズン、もう少しで上京するという時に付き合った彼女がいた。私が上京することは知らずその話を伝えた矢先LIZ LISAで働いていた彼女の職場から上京命令の手紙が届き「こんな奇跡ある?」って感じで二人で上京した。

上京後美容師時代

大田区にある地域密着型の美容室、8人1部屋二段ベッドが4つの寮に私は住んだ。原付きのバイクを上野で10万円で購入し心が踊った。東京の各地にどこでも行ける夢と希望がいっぱいだった。実際に仕事が始まり私の全ての生活は変わった。朝7時半に1人でお店の掃除、早くて19時に店が閉じ菓子パンを食べて毎日21時~23時、遅ければ2時まで練習。休みの日は講習やモデルハントなのでまともな人間の生活をしていなかった。

初任給額面15万円で寮はガス光熱費含め2万円それなりに使えるお金はあった、同期としゃぶしゃぶやカラオケに行く日々それなりに充実していたと思う。上京して半年、夏休みで札幌に帰省をした。当時まだ20歳、周りは優雅な大学生生活を満喫しておりひどく劣等感があった。ただ毎回帰省するごとに多くの友達が集まってくれて救われていたのを今でも覚えている。

社会人2年目になった時に全ては変わった、そう住民税の発生である。1年目は給料が少ないとはいえまだ家賃も安く住民税もないから生きていられたのだ。2年目になるとカット練習も始まり練習用のウィッグ(1台4400円)もかわないといけないしハサミもかわないといけない(3~7万円/本)わたしの生活は崩れた。

そんな時やる気はあるのに稼ぎたいという気持ちの若者を餌にする軍団に出会った。当時mixiのコミュニティで知り合った「キラキラした生活!不労所得で 自分の時間を!みんなで起業!!!」を謳うアム○ェイやニュー○キンなどのマルチ商法である。上京したてでお金も知識も知人も少なく行動力がある人はだいたい遭遇したことがあると思うし最初はよくわからなく実際騙される人も多いと思う。

今はもう変わったのかも知れないけど当時はまず「知り合いの家で100人のお寿司パーティがある」と呼ばれその時はとても楽しいのだがあとから一緒にセミナーに参加しようや、やたらと友情に漬け込んでくる。今でも思うけど別にみんな悪い人ではない、ただ必要以上に友情や義理を使ってくる。本当にまともな人の見分け方って難しいけどまずは違和感を感じたら信頼できる年上の人に相談したほうがよい。私は何も被害はなかったけど時間を無駄にしたとう気持ちはあった、ただそれも勉強代だと思えば安いものだ。

他にも自動競馬売買ソフト、自動売買FXソフト、芸能プロダクション、この辺のワードがでてきたら要注意だ。

数年がたち地元の友だちも就職してきたころ帰省した時にある違和感を感じた。東京で流行っているお店やイベント、モノが1~2年遅れて札幌で流行っているのだ。今は当時よりネットやSNSが浸透してきて少なくはなったと思うが今でもある。何より人の感じが東京と何もかも違うと感じてきたのだ。

東京は良くも悪くも頭のおかしい人が多い、先述の通り誘惑や悪い勧誘も多いので見極める力は必要だがチャンスはいっぱいある。よく言うのが周りにいる人達のレベルによって自分のレベルも上がっていく。いつまでも同じ人と仲良くするより色んな人と関わった方が成長はしやすい。わたしもいつの日からか変な勧誘はされなくなった。これは一個の指標なのかなと思っている。

寮生活にも別れを告げお金もないので同期とルームシェアをした。よく家でホームパーティもしてたし1人で寂しいこともなくとても楽しかったが私が転職をする際にルームシェアの生活は終わった。

私はこのあとも彼女と同棲をしており、そもそも1人暮らしをしたのがトータルで1年もないのだがこの頃くらいに地元で仕事を始め1人暮らしを始める人が増えたので実際札幌と東京でトータルどっちのほうが金銭的に良いのか考えてみた。

東京 VS 札幌

東京で1K20m²場所にもよるけど安くて5~6万くらいが相場?ではないだろうか、札幌だと3~4万くらい。たかが2万くらいの差であるそれでいて札幌の人たちの給料を聞くと2万以上低いことのほうが多い。地方だから物価が安いので少し給料が安くてもいいとか絶対ウソだと思っている、地方だと車も持つ必要があることの方が多いし家賃が少し高いとはいえ東京で働く方がよほどお金は残ると思う。たまに勘違いしている人いるが東京は税金が高いとか思っている人もいる、たしかに若干差はあるが年間いっても数千円とかの誤差である。

この時くらいに私は東京を離れ札幌したいと思うようになった。いやいやさっきと言っていること違うじゃんと言う人もいると思うが一緒に札幌から上京してきたメンバーがどんどん地元に帰っていき知り合いも少なくなりとてもさみしい気持ちと実家に戻りたい気持ちが増えていったのである。親はいつでも帰ってきていいと言ってくれていた。この時踏みとどまったのは、地元に帰っていくメンバーのその後を見ていたからである。数ヶ月だけ帰省してまた上京すると言っていた人もいたがみんなまず帰ってこない、理由は2つ、地元に帰ってよかったと思うか、もう一度上京しようにも家具や物件探しでお金が無駄にかかりすぎるのでまた上京する気持ちにならないのだ。前者は本当に稀だ、東京でうまく行かなかった人が地元に帰ってうまく人なんてほぼいない。大抵はみんな東京の良さを知っているから地元とのギャップで苦しんでいる。

わたしはこの光景をみて「上京できるのは人生に一回だけ、一回帰ったら終わり」と言うようになりあと数年は頑張ろうと思い踏みとどまった。

人生の選択肢

これまで何度も人生を左右する選択肢があった。転職、美容師からエンジニアのキャリアチェンジ、独立、結婚、引っ越し etc...

自分の道は自分で決めないといけないし両方を試して前に戻れることは少ない。自分が大切にしているのは直感、あとはその道で圧倒的な努力をすること。チャンスも道もたくさんあるけど自分で決定しなければうまくいく確率は0%である。過去振り返ってあの時その選択をしなければよかったと思うことはまずない、確かに別な道もあったかもしれないけど選んだ道で満足しているからである。

最後に

採用活動をしていて相談乗っていた中で地方勢が多く迷っている人も多かったのでこのnoteを書いてみようと思った。私は採用関係なく人に対して人生で一度は上京してみたらいいと背中を押したい。その時に大事なのは親は大切にし最悪いざとなった時に 帰れる場所を残しておくこと。最悪東京で失敗したからといって死ぬことは無いし死ぬまでに色んな経験をした方が最後人生を振り返った時に後悔がないのではないだろうかと思う。

最近はtwitterやリアルでもSeeDの事を知っていることや私のコトを知っている人も多くなってきたけど上京したてからここ数年前なんてこれを読んでいる人と何も変わらなかったと思う、小さな自分の選択が今の自分を作っている。これまで迷惑や心配をかけてきた人もいっぱいいるけどこれから少しずつそういった人たちに何かしら恩返しをしたり、まだ挑戦できていない人に対して何かできればと思っています。

SeeDでは引き続きエンジニア採用をしていくので興味ある方はtwitterのDMかHPの採用ページから連絡ください。

Twitter
https://twitter.com/shun0157

HP
https://seed-it.jp/recruit/

また転職する予定もない人でも魔界の宴というエンジニアが多い飲みコミュニティ(2022年5月9日時点341人在籍)で楽しく美味しいイベントなどやっているので上京したてで友達がいないとか色んな人と話をしてみたいひとは是非!!!!(勧誘/マルチは排除します)

ノシ

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