心が折れそうになった時
こんにちはシュンです。
今日は僕が挑戦する過程で「心が折れそうになった時にどうしてたか」について話していきます。
自分の設定した大きな目標を達成する為に、マインドセットは最も大事なものの一つです。
挫折しそうな時、妥協しそうな時、どう考えて立ち向かい乗り越えていくのか、僕が当時考えていた事、取っていた行動をベースに書いていきます。
B1を目指す過程でキツかった時
正直、メンタル的には基本ずっとキツかったです。笑
なんせ僕はバスケの理解も全くない、能力も人並み、スキルも人並み以下、人脈ゼロという絶望的な状況でスタートしたからです。
バスケット選手として優れている点といえば、真面目に練習する事くらいでした。
相手の裏を書く事がよしとされるバスケにおいては真面目である事すらネガティブな要素だったかもしれません。
会社を辞めて、たまたまトライアウトに受かった岡山のサテライトに行く事になりましたが、その他のトライアウトは全滅でした。
そして実はBリーグ主催のトライアウトは受けた事がありません。
書類審査で落ちたからです。
書類審査で落ちた人って多分相当少ないと思います。
まあそんなこんなで辛い時期が大半でしたが、一番キツかったのは、B3の下部チームで全く試合に出れなかった1年目とB3でなかなか試合に出れなかった1年間です。
岡山サテライト時代
当時プロ選手を目指す選手で作られているチームということで、今の自分の目標に合うということ、なんの人脈も実力もない中で、プロチームと少しでも関わりを持てる事から入団する事を決意しました。
「1年以内にコールアップされる事」を目標に合流しましたが、合流直前に練習で手首を剥離骨折してしまい、1ヶ月ほど練習に参加できませんでした。
復帰してからも、社会人チームとの練習試合ですら1秒も出してもらえず、ベンチで1番最後の選手でした。
当時のコーチに「なんで出れないんですか?」と聞いたら俺が一番使えないからという様なことを言われるくらいでした。
本気でプロになりたいと思って入ったチームでも全く試合に出れず、社会人クラブチームとの試合ですらプレータイムをもらえないという状況に「何しに来たんだろう」と何度もやるせない気持ちになってました。
初めてのB3シーズン
なんとか2年の修行期間を経てB3のチームと契約することが出来ました。
B1へのステップアップの為、ここで結果を残さなければ来季の契約すら無いだろうという立場でした。
合流前に早めに現地に引っ越しましたが、新規参入チームということもあり、練習場所がなかった為、自分で近くの高校に連絡して練習させてもらったり、国体の練習に参加させてもらったり、近くの公園でラントレしたりと、オフシーズン終わりの選手が合流するまでに、自分はなるべくパフォーマンスの高い状態にしておこうと準備をしていました。
しかし、合流後にコロナにかかってしまい、僕は喘息持ちであったこともあり、酸素濃度がかなり低下し、肺炎にもかかってしまい、点滴と酸素マスクをつけながら2週間の入院生活となりました。
開幕には間に合いましたが、準備してきたトレーニングが全て無になってしまうくらい体力が低下し、しばらく息苦しさも続いていました。
そして、いざシーズンが始まると、完全に監督からの構想外の選手でした。
僕が初めて1分以上のプレイングタイムを貰えたのは終盤も終盤、4月の岡山戦でした。
自分の実力が足りなかったのはもちろんですが、思い描いていた様に全くならないプロリーグ1年目でメンタル的にもタフな毎日でした。
と、そんなこんなで結構キツイ日々が続くことの方が僕のプロ挑戦の期間ではとても長かったです。
ここまで前談が長くなりましたが、キツイ時どうやって乗り越えたのか、モチベーションを保ってトレーニングし続けたのかをお話ししていきます。
絶対に目標を達成するという覚悟
僕はB1という目標は達成できませんでした。
でも挑戦している間、そこがブレることは1度もなかったです。
とか全く考えたことがなかったです。
いける可能性とか、自分の現在地とか、そういうのは自分の目標を変えたりブレたりする要素にはなり得ませんでした。
それは全力で目標に向かう「覚悟」ができていたからです。
しか考えていませんでした。だから、どんなにキツくても
「自分がB1でプレーするために今何をするべきか」
だけを考えることが出来ました。
だから、覚悟を持って目標に向かってみて下さい。それくらい達成したい目標を設定して下さい。
何もうまくいかないとか、挫折しそうな時は、原因ばっかりに目がいくんですが、目標に目を向けて下さい。そうすれば、自分のやるべきことは落ち込んでいる事じゃないと気づけると思います。
自分にそこまで期待してない
さっきと逆のことを言ってる様に聞こえるかもしれませんが、僕は自分にそこまで期待していませんでした。
これは、「自分には無理だ」みたいなネガティブな感情じゃなくて
「俺は下手くそなんだから、人より練習しないとそりゃ上手くなれねえだろ」
っていうポジティブな思考です。
だって、中学高校大学とバリバリ活躍してきた人たちが鎬を削ってる舞台に、25歳から挑戦し始めた島根県1回戦負けの男が挑もうとしてるんですから。
最初っからうまくいくはずがない、いや、可能性が低いのは当たり前でしょう。
Bリーグ全体のトライアウトを書類選考で落ちた時に、最初はかなり精神的にきたのですが、よくよく考えるとそりゃそうだよなって切り替える事ができたのがきっかけだと思います。
むしろ、上手くいかない状況を、どうやったら覆せるのかにワクワクしたり、絶対に見返してやるという気持ちで取り組むようにすると、上手くいかない事が全てチャレンジングに感じてくる様になっていきました。
自分で大きな目標を設定しているのであれば上手くいかないことの方が多いです。なのでそこまで悲観的にならずに、むしろそれを楽しむくらいの気持ちでいるといいと思います。
人
とはいえ、それでも落ち込んじゃう時はあると思います。
そんな時はとにかく人が大事です。
家族、友人、先輩、後輩、自分を応援してくれる人や切磋琢磨できる人とコミュニケーションをとって下さい。
そして、どれだけ応援してもらっているか、自分がその目標を達成した時にどれだけ祝福してくれるかを想像して下さい。
僕は挑戦を始めた地の福岡で、まだYouTubeを始める前から、多くの先輩方がいつも応援してくれていました。
YouTubeを始めてからは、より多くの人に応援されるようになりました。
特にクラウドファンディングをさせていただいた時には、卒業以来全く連絡もとっていなかった大学時代の先輩同期後輩や近しい人たちがびっくりするくらい応援してくれました。
僕が好きで始めた挑戦が、多かれ少なかれ、いろんな人に応援してもらっているのだと認識することで、自分1人だと少し怠けてしまいそうな時も体育館に向かってトレーニングを黙々とやる事ができました。
結果を出すことが唯一の恩返しだと本気で思っていたからです。
「自分の為には頑張れないけれど人のためなら頑張れる。だから人のために頑張れ。」と高1の時の恩師が言っていました。
その時はわからなかったですが、この歳になってその意味がとてもよくわかりました。
目的論を身につける
以前の記事でも紹介した、目的論を身につけると、最強になります。
僕たちは大きく分けると目的論で生きている人と原因論で生きている人がいます。
「原因論」は全ての行動は原因があり、その原因からくるものだと考える事です。
例えば試合に出れなくて落ち込んでいる時、「試合に出られない事ができないことが原因で落ち込んで練習に気合が入らない」という考えが原因論です。
「目的論」は全ての行動は目的の為にある、と考える事です。つまり、上記の例だと、「練習をやりたくないという目的を達成する為に、試合に出られなかったことを言い訳にしている」という考えが目的論です。
原因論だと、「試合に出られないから落ち込むよね、そういう時もあるよ。ゆっくり休んでからまたやろう。」となります。つまり、本来の試合に出るためにするべき事を考えれなくなってしまいます。
しかし、目的論だと、「練習したくないから試合に出られなかった事を原因として持ち出している」という事に違和感を覚えます。「いやいや、目的は次の試合に出ることだ。よしその為に何をすればいいか考えよう。」となる訳です。
後者の考えなら、試合に出ていない分、戻ってから練習するとか、なんとか次の試合に出るための最善の手を考えることができます。
僕自身もまさにこんな感じで、目的論的思考を身に付けてからは「試合に出れない」とか「上手くいかない」ということは落ち込むための理由になり得るはずもなく、「じゃあ試合に出る為にどうすればいい?」「上手くなるためにどうすればいい?」という思考を常に持ち続ける事ができました。
これが一番最強な思考法だと思うので、ぜひみなさんも僕おすすめの「嫌われる勇気」を購読してみて下さい。
最後に
いかがでしたでしょうか。
メンタルがキツイ時期って必ずあると思います。
でもこういう思考法を知っておくだけで乗り越えられる場面っていうのはかなり多くあります。
僕自身が何度も救われて来ました。
まずは覚悟を持ってみてください。
そうすればちょっとやそっとじゃ折れないメンタルが付きますし、そんなこと考えてる暇もないくらい練習に打ち込まないといけないと思えるはずです。
そして、本当の本当にキツイ時は休むことも大事です。
メンタルが良くない状態で練習するより、思いっきりリフレッシュしてから取り組むことも大事です。
一番は自分にとって最善な方法を自分自身で試しながら実践していく事です。
僕の手段が最善だったかはわかりません。
この挑戦で実際に目標達成することができた訳ではありません。
トップアスリートはもっと強いメンタルを持って、もっと厳しい練習を乗り越えてきた才能と努力を持ち合わせた人達だと思います。
そこまでいきたいという覚悟があるなら、そこまで行った人達の経験を参考にするのもいいでしょう。
大事なのは思考と行動をやめない事。
僕は才能がないなりにこういう考え方でやって来ました。
これを見ている僕と同じように平凡なあなたの役に立てればとても嬉しいです。
ではまた。
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