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【日記】安倍川の石ころをお土産にする。

高校の職員室は専門家マニアのサラダボウル

 高校の職員室には色んな人がいます。(学問的にも、趣味的にも)色んな専門家がいます。そして、いずれもマニアック。その筋の話を始めると、かなりディープな話を聞くことができます。
 自分と仲の良い(と思う)教員の一人に、理科(特に地学)の先生がいます。この人は化石の専門家ですが、まぁとりあえず石の専門家です。

地元のお土産を…

 さて年末年始に地元に帰ったのですが、この先生にも、お土産を買って戻ろうと思います。この先生に最適なお土産はなんでしょうか。うなぎパイ?静岡おでん?
 いいえ、私の選択はそれではありません。私が選んだのは「石ころ」でした。
 とりあえず、お金を浮かしてしょんない物(註1)をお土産にしようとかそういうわけではありません。
 自分の地元は静岡、糸魚川静岡構造線(註2)の真上!ブラタモリも糸魚川で一本撮っていた。静岡でもきっと地質的にも面白いことがあるに違いない。そして、聞くところによれば、安倍川の両岸でそれぞれ石ころが異なるらしい
 よし!それならば、安倍川両岸の石ころをお土産にしてしまおう!

註1:静岡の方言で「しょうもない」の意味
註2:フォッサマグナの西端を形成する線のこと(だった気がする)。この線を境に地質が大きく変わる(らしい)。

石ころを拾いに安倍川へ

 というわけで石ころを拾いに安倍川へ。まずは家から近い東側の河岸。
 当初はアクセスしやすい弥勒橋の下に行こうと思いましたが、確かあの辺りは、徳川家康の治水で河道が西に動いて藁科川と合流させられた後の河道のはず…。石を拾うだけなら影響は無さそうだけど一応、一本北の安西橋の辺りに移動。(だったら賤機山のトンネルを通って賎機の方に行ったの方が家からは行きやすかったのでは?)
 あとで思い出したけど、幼い竹千代(徳川家康)が勝敗を的中させた子供たちの石合戦が行われていた故事の舞台もこの辺だったような…。

東側の河岸

 というわけで河川敷まで降りてきたものの、石なんて分からない。多分これとこれでいいだろう、とテキトーにいくつか拾っていく。今思うと安倍川の河川敷は広いな。とりあえず二、三個拾ったら西岸へ。

西側の河岸(後で気がついたが、ちゃっかり富士山も映ってる…。)

 というわけで西側の河川敷へ。
んー…なんだかさっきより白いような…いや、わからねぇ。とりあえず二、三個テキトーに拾って帰宅。

左が西側、右が東側、違いは全くわからない。

 というわけで家に帰って並べてみる…。
 うん。全くわからない。なんだか微妙に色が違うような気もするけど…んー。まぁとりあえず材料は揃った。このお土産を持って京都へ戻ろう。(他の教員にはお菓子を買いました。)
続く。

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