INFJさんが伝える、この世にはGiver、Receiver、Takerの3種類しかいないという事。
こんにちは。
ライフコンサルタントの伊藤峻です。
中々にINFJらしい白黒を付けるタイトルにはなりましたが、個人的には割と納得していたりするタイトルです。
世の中には基本的に3種類のタイプの人間が居ると思っており、それは、『Giver』『Reciver』『Taker』この3種類になります。
『Giver』というのは『与える人』であり、『Reciver』は『受け取る人』を指しており、『Taker』とは『奪う人』の事を意味しています。
そして、INFJさんは『Taker』に気をつけて生きていく事を、個人的には強くおすすめします。
『Giver』の例としては、
●相手の置かれている境遇や葛藤に対して、自ら助ける事が出来る事をオファーする方。
●相手が悩んでいるのであれば、親身になって寄り添い、相手の心が軽くなる手助けをする方。
●相手がお腹が減っているのであれば、枯渇した心と体を満たす料理を振る舞う方。
この様な方々が該当するかと思います。
『Receiver』の例としては、
●相手がしてくれた事や気遣いを素直に受取り、感謝を相手に伝えたり恩返しをする方。
●相手の心遣いや気遣いを受取り、相手が思ってくれた気持ちを大切にする方。
●相手の気持ちや葛藤を汲み取り、出来る範囲で手助けをする方。
この様な方が該当すると思います。
『Taker』の例としては、
●相手の時間と気力を奪う事に罪悪感なく、自らの感情や鬱憤を相手にぶつけてしまう方。
●ご自身の都合しか考えておらず、相手が考えている事や思っている事を尊重しない方。
●満たされない心と気持ちを満たす為に他者を犠牲にする方。
この様な方が該当するかと思います。
見て分かる通り、『Taker』の特徴としては、
①相手の気力を奪う
②相手の時間を奪う
③相手の生きる希望を奪う
という事が挙げられます。
そして、その根源にあるモチベーションというのは、『自分さえ良ければそれで良い』という傲慢な考えだったりしています。
そして残念ながら、『Taker』の多くは『Take&Take, More Take』といった様に、誰かから、気力や時間を奪い続ける方を辞める事が出来ない事も1つの特徴になります。
そして、心優しいINFJさんはこの『Taker』から見ると格好の獲物になりやすい為、日常生活でも注意して生きていくことが大切になります。
1.Takerが多い年代層と特徴
INFJさんが『Taker』からの被害を少なくする為にはまず、『Taker』が多い年代層と特徴について捉えていけると良いと思います。
基本的に『Taker』が多い年代層というのは、10代〜20代後半、40代〜80代が多いと感じています。
理由としては、勿論人には寄りますが、両者に共通することは、『誰かから認めて貰いたいという承認欲求が強くなる』という事が挙げられます。
例えば、
●10代〜20代では、複雑な家庭環境や人間関係から、等身大の自分を受け入れて貰えないという孤独感から、他者の時間や感情を奪ってでも自らの承認欲求を満たす言動を行なってしまう。
(※若い方がSNS中毒になってしまうのはこの為です。)
●40代〜80代では、人間関係と年齢、世代のギャップから何処か取り残された感があり、孤独感を埋める為に自分の話ばかりをして相手の時間と気力を奪い続ける言動を行なってしまう。
(※おじいさんおばあさんが話し始めたら止まらないのはこの為です。)
この様な事が挙げられると思います。
寂しさや孤独感を満たす為に、他人の時間や労力、気力を無意識に奪ってしまうのが『Taker』の特徴になります。
それでは、『Taker』が悪いのか?と言うと、そういった話でもありません。
人間ですから、寂しさや孤独感を強く感じる事もありますし、家庭環境や人間関係で温もりを貰えていなかったら、それは求めたくもなると思います。
それは、心がある以上、為方無き事(せんかたない/仕方がない/どうしようもない事)でもあります。
しかしながら、頻度と相手に求める事のレベルを履き違えると、相手にとって良くない結果になるケースが殆どになります。
そして、割とターゲットになりやすいのが、心優しくて聞き上手なINFJさんなのではないでしょうか。
2.INFJさんの日々を守る為に、明確な境界線を引く。
何かと相談役にもってこいなINFJさんですが、『Taker』の相手だけをしていても、自らの気力と時間を持っていかれるだけですので、明確な線引が必要になります。
そんな時に役に立つ考え方は、『制限時間を設ける』という事です。
例えば、
●Aさんの話を余裕を持って聞けるのは10分〜20分だから、話す時にはその時間制限をもうけよう。
●仕事中メッセージや相談事が同僚からあるのであれば、その方には自分の仕事が終わってから10分だけ相談を聞く時間をもうけよう。
●家族や友人が悩みや話を持ちかけられたのであれば、30分以内に対応できるのであれば話すし、出来なければ日程と時間を改めて決めてから話そう。
この様に『時間制限を設ける』という事を意識的に行なっていけると良いと思います。
ここでポイントになることは、『決して嫌悪感や怒りの気持ちを持たない』という事になります。
生きている中で話をきちんと聞いてくれる方というのは、非常に少ない事は皆さんお分かりなのではないでしょうか。
そして、英語で『Life Happens/人生は色々ある。』という言葉もある通り、楽しければ辛いことが起こるのが、人生です。
しかし、私達1人1人の人生と気力には限りがありますので、自分自身の時間と気力を守る責任は、自分自身にあります。
心優しいINFJさんは、その境界線が甘くなってしまう事が多々あり、人間関係で気疲れをしてしまうのではないでしょうか。
ですので、人間関係に置いて『時間制限を設けること』これを個人的にはおすすめいたします。
3.INFJさんが基本的に付き合うべきは『Receiver』と『Giver』になります。
心が繊細なINFJさんが基本的に付き合うべき方々は、①Reciverであり、②Giverになります。
理由としては、基本的にINFJさんの側面は『相手の気持ちや感情を受け取ることが出来るReceiver』であり、その気持に応える事が出来るのは同じ側面を持つ『Receiver』と『Giver』しか存在しないからです。
無線機の例を考えて見ると分かりやすいのかも知れません。
同じ『Receiver』同士であれば、相手が話したメッセージを受信し、同じ周波数で返答し、意思疎通が出来ると思います。
『Receiver』と『Giver』の関係であれば、例え『Receiver』が伝えたことを同じ周波数で『Giver』感じ取れなかったとしても『Giver』は『Receiver』を現実的に助ける為に行動を起こしてくれるかもしれません。
しかし、『Taker』の事を考えてみると、どうでしょうか。
『Receiver』が発信した情報をもとに、『Receiver』から時間と労力を搾取する為に攻め込んでくる事は自明の理になります。
それは現実では、
●不毛な飲み会。
●相手の話を聞かない一方的な会話。
●あなたがやる必要のない仕事を押し付けてくること。
●『世間では』『一般的には』と見えない同調圧力を使うこと。
●頭ごなしに怒鳴りつけ、価値観を強要し、仕事をさせること。
●自らの承認欲求の為に相手の時間を無駄にすること。
この様に、気力や自由意志を奪ってくる事が該当するかも知れません。
ですから、基本的な対策としては明確に1線を引くか、もしくはその様な方々とは『付き合わない』という風に、確固たる意志を示していかなければ、きっとINFJさんは生きていくことが難しいのではないかと感じます。
そして、INFJさんが人間関係を良好に保つ為には、同じ側面を持つ『Receiver』と与えてくれる『Giver』を見つけ、仲良く平和に暮らすことがおすすめになります。
4.『Receiver』と『Giver』は何処に居るのか。
『Receiver』がどこに居るかは割とヒントが出揃っており、簡単に話すと『INFJ』『INTJ』『INFP』『ISFJ』この辺りが同じ『Receiver』を持っているタイプなのかと感じます。
(※INFPは割とINFJさんの似ている価値観を持っている気がします。)
その他には人生の中で似た経験をしていそうな方や、共通の悩みを持っている方が同じ『Receiver』としてあるのかなと感じます。
『Giver』がどこに居るかは割と見つけるのが難しいものであり、近い例だと両親や兄弟姉妹、それと仲良くしているおじいちゃんおばあちゃんが『Giver』だったりするかも知れません。
基本的に他人で『Giver』を探すとなると、雀の涙程、難しい事になりますので、探すことはあまりおすすめしません。
むしろ、その弱さに漬け込んで来る方々も一定数いらっしゃるので、要注意です。
基本的に人生とは自分で何とかしなければいけないものですが、このご時世そうは言っていられなくなって来ています。同じメッセージが伝わる同士、団結しつつ、支え合っていけると良いですね。
ライフコンサルタント
伊藤峻