CSファイナルステージを前に思うこと

今朝こんな記事を読んだ。

新井貴浩監督率いるカープを見ていると、去年までの矢野燿大監督時代のタイガースを思い出す。
失敗を恐れない積極的な走塁、複数ポジションを前提とした流動的な選手起用、監督自ら喜怒哀楽を全面に出すことでチームの士気を高める雰囲気作り…

僕自身、矢野監督のスタイルは嫌いじゃなかったし、選手たちも楽しそうにプレーしていたような気がする。
でも、それだけじゃ勝てないというのを矢野タイガースの4年間で思い知ったのも事実。

2人とは対照的に、岡田彰布監督の采配は一見するとセオリー通りで面白味に欠ける野球かもしれない。
勝っても負けても結果を見れば「そりゃそうだよなぁ」と納得できることがほとんど。
これって実は凄いことで、選手達の調子や相性を把握している鋭い観察眼と、先の先の展開まで予想できる知力(野球脳)があってこその結果なんだよな。

おそらく想定し得るあらゆる状況を事前に予測して「こういう場合はこう」と打つ手も決めている。
だから采配に迷いがないし、悪い結果も後に引きずらないから連敗もしない。

矢野監督や新井監督のような熱い野球も好きだけど、やっぱり僕は岡田監督の野球が好き。
そしてこのクライマックスシリーズでもタイガースがカープに負けることはないと信じてる。

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