38年ぶりの日本一へ

日本シリーズ第5戦は8回裏の大逆転で阪神タイガースが6-2で勝利。
対戦成績3勝2敗として38年ぶりの日本一へ王手をかけた。

https://baseball.yahoo.co.jp/npb/game/2021014378/top

この試合、オリックス先発の田嶋大樹を打ちあぐね、さらに0-1で迎えた7回表にはエラーで2点目を献上するという、典型的な「負けパターン」だった。
そんな劣勢の中、相手のミスに乗じたとはいえ、8回裏に6点を奪っての逆転勝利とは恐れ入った。ちょっと神がかってる。

逆転のタイムリースリーベースを打った森下翔太の勝負強さが凄い。
初回は無様な盗塁失敗。第2打席はチャンスにダブルプレーといいところなかったのに、8回のチャンスでは粘りに粘って最後は低めのボール球を見事にすくい上げて左中間へのスリーベースヒット。
こういうところが並みのルーキーとは違うところだね。本当に楽しみな選手が入ってくれた。

決勝打を打たれたオリックスの宇田川優希は相当落ち込んでいた様子だったけど、あれは打った森下が凄すぎただけ。
次の大山悠輔に打たれた当たりも悪い球ではなく打者の技術が凄かっただけなので、決して落ち込む必要はないと思う。
外国人選手のゴンザレスが慰めていた姿は敵ながらウルっときてしまったよ。

https://www.msn.com/ja-jp/sports/other/オリックス-呆然の宇田川を優しく抱き締めたゴンザレス-まだ生き残っていますので/ar-AA1jhaKp

さて、ここまでの試合、甲子園での第4戦をサヨナラ勝ち、第5戦も逆転勝ちで王手、という展開は2003年のときと同じ。

2003年の日本シリーズ - Wikipedia

あの時は敵地に移って第6戦、第7戦と連敗して日本一を逃してしまったのだが・・・。
今回はそうならないことを祈るしかない!

京セラドーム大阪で行われる第6戦の両先発は第1戦と同じ、村上頌樹と山本由伸のマッチアップ。
第1戦は予想に反して山本が阪神打線に打ち込まれて6失点を喫し、7回を無失点に抑えた村上が同級生対決を制したのだが、さすがに山本が2戦続けて打たれることは考えにくい。
試合は1点を争うロースコアゲームが予想される。
正直、どっちが勝ってもおかしくないと思う。
阪神ファンとしては2003年の悪夢の再現は勘弁してほしいのでなんとしても第6戦で決めてほしいところだが、一プロ野球ファンとしては、やはり第7戦までもつれこむ展開がスリリングで面白い。もちろん、最終的に阪神が日本一になるのが大前提なのだけど。

仮に第7戦までもつれた場合、オリックスは第2戦で好投した宮城大弥の先発が濃厚。
一方の阪神は、第2戦で先発した西勇輝ではなく、僕は青柳晃洋の先発もあるんじゃないかと思っている。
報道によると第6戦は伊藤将司や西勇輝もリリーフ登板の可能性があるとか。総力戦で勝てば日本一で文句なしだが、僕は最後の最後で「エース」青柳が好投して日本一を勝ち取るというシナリオもいいなぁと思ってる。

泣いても笑ってもあと2試合。日本一を目指して全力で応援するぞ!

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