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いつの間にか販売終了 【Omoidori】

「放送作家」という…テレビなどの企画を考えたり台本を書いたりする仕事をしている中年男が、日常の思いつきや体験などを綴るエッセイ風note。

 6月26日、友人(飲み仲間)の結婚式が無事行われた。
 時期が時期だけに「アルコールの提供が禁止」ということになってしまったので…ソフトドリンクだけではご祝儀の元は取れなかった(爆)。

 で…結婚式の中で生い立ちなどのVTRが流れると思うが、そこで登場する昔の写真
 まだデジカメが普及し始めて20年ちょっとぐらいのためか、ところどころでポジをスキャンしたものが使われることも少なくない。
 多分、あと10〜20年したら結婚式で使われる写真はALLデジタルになるだろうけど。
 で、そのポジ写真をどうやってデジタルに変換するのかってのが今日の話。

 俺は(当時)ヨドバシカメラへ頻繁に行っていたから覚えているのだが、多分、知らない人が圧倒的に多いと思う商品がある。
 『Omoidori』(おもいどり)というものだ。

 機能を一言で言えば「写真(ポジ)のスキャナー」

スクリーンショット 2021-06-25 10.06.00

 対応が「iPhone8」というところに時代を感じる…(笑)。

 この『Omoidori』、俺の記憶が確かなら…ちょっとお高い値段だったはず。
 1万円近くしたんじゃなかったっけ?(超えていたかも)

「えっ? このわけわからない三角形のプラスチックにこの値段? 高いな!」

 と感じて買わなかった記憶があるので。
 しかも、この大きさだと最大で「L版」しかスキャン出来ないよね?
 だったら普通のフラットスキャナーを買ってアルバムのページまるごとスキャンしちゃった方が良いかも…と思ったので購入の触手が動かなかった。

 ただ、今になって「ちょっと使ってみたいかも〜」と思ったので調べてみると…なんと製造・販売が終了してしまっているではないか!
 そりゃ、いくら店頭を探してもないわけだ…。
 メルカリで数点販売していたが8000〜14000円もする…出品者も随分と強気だこと。
 こんなマニアックな商品、昔の値段じゃ売れないでしょ…と思ったら、結構売れていた(苦笑)。

 この”ポジ写真のデジタル化”は今後の「時代」に於いて必須項目だと思っている。
 なんなら、放送作家で食えなくなったら「写真デジタル屋」を立ち上げてもいいと思っているぐらいだ。
 もっと言えば、デジタル写真の整理には【ビジネス】の可能性があると思うんだよね。

 今は1人で何万枚もの写真を管理しないといけないわけで、毎日増えていく写真の中から「目的の1枚」を探し出す苦労ったら…Googleフォトを使ってギリ!?
 iPhoneのデフォルトのライブラリーでは日付で探しにくいので、半年前とかの写真でも見つけ出すのが非常に困難だ。
 デジタルだけでもこんだけ”迷子”になっているのに、さらにアナログ(ポジ・ネガ)が加わったら…混乱の極みじゃん。
 それを交通誘導出来るようなアプリがあればいいんじゃないかな〜と思うわけで。

 その交通誘導を考えている過程で思い出したのが『Omoidori』なわけだ。

 にしても…開発・発売までに10年かけたのに、たった3年で発売を終わらせるなよ(苦笑)。
 バージョンアップ出来たと思うんだけどな〜。
 「想い撮り」は「思い通り」にはいかなかったようだ。


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