ありがとう2023!

今年もあと2日。

12月の後半に入り、駆け抜けていく日々がやけに好きで、やけに苦手だ。

特に意味など何もない、大晦日というただの月末と、お正月というただの月初に向けて、みんながドラマの最終回みたいな顔をして生活をはじめる。
銀行の営業というノルマに追われ続けるような仕事をしていたもので、この、月という区切りや、年という区切りのバカバカしさをいつもいつも感じていた。

どんなに大変なノルマを追いかけて、みんなで一丸となって、汗を流して達成しても。あら不思議、 0:00を過ぎるとその努力は完全にリセット。新しいノルマがこの世界に誕生する。生命の神秘。

大晦日の夜。「5・4・3・2・1・ハッピーニューイヤー!」とどれだけ盛大なお祝いをしていても、その瞬間に世界には無数のノルマが誕生し、数日過ぎればそのノルマに追われる日々がまたはじまる。

とはいえ、今は転職をしてコピーライターになった。そのような不条理に嘆きながらカウントダウンをすることもなくなった。1年に1度、このような場所を使って、今年感謝したいことを書けるような状態でいることを盛大に祝いたい。


コピーライターは何にでもなれる。という言葉をその昔、聞いた。
コピーライターに憧れて、なれなかったときに聞いた。
なれてないんだから、なれた後の話なんて聞きたくなかった。

だけど、本当に今年はその言葉を強く強く噛み締めた一年だった。


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・全身タイツで仕事する


大阪の河内長野市にある自転車のテーマパーク。関西サイクルスポーツセンター。
自分の親が、子どもの頃からあるような地域に愛される場所。

園内にあるたくさんの変わり種自転車を紹介する動画の企画。モデルを起用するとお金がかかってしまう。かといって、自分の顔を出すと「誰やねんこいつ」は拭えない。その結果、全身タイツ。真っ黄色の。

夏の暑い日の撮影。汗だくになりながら、いろんなチャリを漕ぐ。遊びに来ている子どもたちに手を振られたり、一緒にチャリを漕ごう!と誘われたり、そんな経験までさせてもらった。

自分で企画を考えて、届くかもわからないお問い合わせフォームへ1通のメールをお送りする。完全な自主プレからはじまったお仕事。

耳を傾けてくださる人がいる嬉しさ。そして、その人たちに最大限のお返しをしていきたいと強く思った経験だった。


動画はこちらから、もしよろしければ。


SNSにたくさんあげていますので、そちらもよろしければば。



・オープンキャンパスに全力だった。

関西学院大学、法学部のオープンキャンパス。
学部の魅力をもっと多くの人に伝えるためにはどうすればいいのか。
法学と聞いて、一番最初に思い浮かぶのは、やはり弁護士だろう。
だけど、本当はもっといろんなところで活躍できる力が身に付く場所。

そう思ってもらえるために。高校生の心にすこしでも火をつけるために。

メッセージを込めたポスターを貼らせてもらった。
ここには一部だけを貼らせてもらいます。





夏。オープンキャンパスの2日間。大学に通って、設営や運営をすこしだけお手伝いをした。ノベルティを配って、チラシを配って、たくさんの選択肢を持っている高校生の姿。

足を止めてメッセージをじっと読んでくれる彼らの姿。火をつけられたのは自分だったのかもしれない。いやきっとそう。これからも、この仕事を。この向き合い方でやっていきたいと強く思った夏だった。

一連のポスターは、名古屋コピーライターズクラブという団体に表彰までしてもらえることになりました。そんなこと、自分の人生であるなんて思ってもなかったことでした。いつも、粉々に割れそうなほど、奥歯を噛み締めて生きてきたので。


・今年もやっぱりラジオでした。

あるとき、見慣れた名前の番組からメールが届いた。囲碁将棋の情熱スリーポイントというラジオ番組だった。

いつもは一方的にメールを送るだけのアドレスから、とつぜんのメール。番組に対するメッセージを募るというものだった。何かの記事になるのかな。それとも番組イベントに使うのかな。大好きな番組だし、もちろんお返事はしよう。

その中に、「この番組にキャッチコピーつけてください」という項目があった。
はじっこのはじっこではあるものの、コピーライターという名刺を持っている自分。これは、適当な気持ちで向き合いたくないなと思った。

その日のうちに、徹夜でコピーを考える。番組の好きなところ。リスナーとの関係性。囲碁将棋のお二人の魅力。
どうしよう、一行には収まりきらなくなってしまう。

次の日、会社のデザイナーに声をかけた。ラジオが好きと聴いていた人だった。

「ごめん、仕事と全然関係ないけど手伝ってくれへん?」

番組の設定をその場で説明する。ラジオにメールを送ってることも自白する。お笑い芸人のラジオなのに、元バスケットボール日本代表の佐古さんの居抜き番組である複雑な設定を説明する。そもそも居抜きとはを説明する。

ものすごく特殊な打ち合わせを経て、無理やり付き合ってもらって、一枚のポスターを完成させた。

どうしようもない自分を拾い上げてくれた番組への感謝を。囲碁将棋のお二人に。番組制作のみなさまに。ラブレターのようなものを作った。
もちろん、こんなものを要求されたわけじゃないけれど。
もう、当事者にだけ届けばいいと思って作った。

だけど、驚き。本当にありがたいことに、この一枚は番組3周年を記念して発売された本に掲載された。
リスナーからのメッセージが詰まったコーナーの表紙になった。

思いを形にする難しさ。思いが通じる嬉しさ。両方を感じながら、これからも大好きなものに関係したい。そう思った体験でした。




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というわけで、長くなってしまいました。
本当はもっと書きたいことがあるんですがね。キリがないので。


毎年、このように一年を振り返ってきている理由。
それは、既定路線を辿らずに公私混同で、よくわからない方向に行けてるかを確認するため。

1年を終えてここに書けるものが、仕事のことばっかりだったら、もう振り返る必要なんて何もない。

今年もこうやって、ここに書きたいと思えたのは、自分の好きなものに、今の自分だからできるやり方で力になれたからこそだと。

そして、そんな先をこれからも、もっと増やしていきたい。

よくわからないほうへ。今の自分の生き方で、進んでいきたい。
そんなことを思っています。

ありがとう2023!
来年はもっと、もっと遠くまで行けたらいいなと思います。



ほかにも、こんなものを書いたり作ったりしてました!



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