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【最速予想!】第96回アカデミー賞【主要部門】


作品賞

◎キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン
◎哀れなるものたち
◎The Holdovers
◎Past Lives
◎オッペンハイマー
◎バービー
○マエストロ その音楽と愛と
△Anatomy of a Fall
△American Fiction
△The Zone of Interest

 ◎にした6作品は間違いないでしょう。『マエストロ』は期待ほど評価が伸びていないのが気になりますが、まぁ普通に考えて入る。『Anatomy of a Fall』『The Zone of Interest』は外国映画ということ、『American Fiction』は内容がオスカー向きでないことが懸念材料です。
 『カラーパープル』は有力とされていましたが、試写での評判があまりよくないという噂があります。
 他に有力なのは『May December』『Saltburn』、そしてここにきてBUZZをあげてきている『The Iron Claw』があります。アニメから『君たちはどう生きるか』『スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース』もあり得なくもない気がします。

監督賞

◎マーティン・スコセッシ『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
◎ヨルゴス・ランティモス『哀れなるものたち』
○グレタ・ガーウィグ『バービー』
○アレクサンダー・ペイン『The Holdovers』
△セリーヌ・ソン『Past Lives』

 『マエストロ』ブラッドリー・クーパーが誰かと入れ替わって入るかも。それくらい現時点では堅い五人です。
 外国映画枠として『Anatomy of a Fall』ジュスティーヌ・トリエ、『枯れ葉』アキ・カウリスマキが入ってくる可能性もなきにしもあらず。また、予想以上に善戦している『May December』トッド・ヘインズももしかしたら…

主演男優賞

○ブラッドリー・クーパー『マエストロ その音楽と愛と』
○キリアン・マーフィー『オッペンハイマー』
△ポール・ジアマッティ『The Holdovers』
△レオナルド・ディカプリオ『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
△コールマン・ドミンゴ『ラスティン ワシントンの「あの日」をつくった男』

 ここも今のところこの五人な気がします。外れるとしたら作品の勢いがそこまでない『ラスティン』コールマン・ドミンゴでしょうか。
 その場合、GGに入った『Saltburn』バリー・キオガン、『異人たち』アンドリュー・スコットが有力でしょうか。個人的には『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』ティモシー・シャラメが入ったら面白いなと思ったりしています。

主演女優賞

◎リリー・グラッドストーン『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
◎エマ・ストーン『哀れなるものたち』
○マーゴット・ロビー『バービー』
△キャリー・マリガン『マエストロ その音楽と愛と』
△サンドラ・ヒュラー『Anatomy of a Fall』

 ここは今のとこのこの五人でロックでいい気がします。あえて言えば誰かが『Past Lives』グレタ・リーと入れ替わるかもしれません。あるいは『ナイアド その決意は海を越える』アネット・ベニングも可能性ありです。GGに入っていますし。それで言うと『プリシラ』ケイリー・スピーニーも可能性ありです。今後の作品の勢いによって変わりそうですが、この五人が硬すぎる気もします。あえて言えば『バービー』マーゴット・ロビーが外れるかも?

助演男優賞

○ライアン・ゴズリング『バービー』
○ロバート・ダウニー・ジュニア『オッペンハイマー』
○チャールズ・メルトン『May December』
△ロバート・デ・ニーロ『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
△マーク・ラファロ『哀れなるものたち』

 △の2人は思ったより成績を残せておらず、変わる可能性があります。『哀れなるものたち』からはマーク・ラファロよりもウィレム・デフォーが入るかもしれません。
 他の有力候補は『The Holdovers』ドミニク・セッサ、『American Fiction』スターリング・K・ブラウンがいます。攻めたブラックコメディである『American Fiction』はオスカー向きではないですが、批評家賞で思ったより善戦しています。読めない…

助演女優賞

○エミリー・ブラント『オッペンハイマー』
○ジョディ・フォスター『ナイアド その決意は海を越える』
○ジュリアン・ムーア『May December』
△ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ『The Holdovers』
△ロザムンド・パイク『Saltburn』

 △の2人はまだ分かりません。ダヴァイン・ジョイ・ランドルフは知名度のなさ、ロザムンド・パイクは作品評価がそこまで高くないことが懸念材料です。
 『バービー』アメリカ・フェレーラ、『Are You There God? It's Me, Margaret.』レイチェル・マクアダムス、『カラーパープル』ダニエル・ブルックスらが候補にあがる可能性もあります。

国際長編映画賞

◎雪山の絆(スペイン)
◎枯れ葉(フィンランド)
○PERFECT DAYS(日本)
△ポトフ 美食家と料理人(フランス)
△The zone of Interest(イギリス)

 ここも混戦模様。前哨戦では各国代表になっていない『ゴジラ-1.0』(日本)や『Anatomy of a Fall』(フランス)が強く、本命が不在です。
 前哨戦で顔を出しているのは『Totem』(メキシコ)『Io Capitano』(イタリア)『The Teachers' Lounge』(ドイツ)『Godland』(アイスランド)あたりでしょうか。

長編アニメーション映画賞

◎君たちはどう生きるか
◎スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース
○マイ・エレメント
○ニモーナ
△ウィッシュ

 今年はディズニー、ピクサーが弱く、『ウィッシュ』は入らない可能性すら出てきました。受賞はおそらく『君たちはどう生きるか』と『スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース』の一騎打ちでしょう。
 『ウィッシュ』を打ち落とす可能性があるのは大ヒットした『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』、ベルリン映画祭コンペに入った『すずめの戸締まり』、『ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!』や『ロボット・ドリームズ』だと考えられます。

長編ドキュメンタリー映画賞

○実録 マリウポリの20日間
○ビヨンド・ユートピア 脱北
○STILL マイケル・J・フォックス ストーリー
△Kokomo City
△Menus-Plaisirs - Les Troisgros

 ここはいつも波乱が起きる部門です。現在批評家賞で強いのは○にした3作品です。△の2作品はいくつかの批評家賞で受賞しています。
 次点で強そうなのは『ジョン・バティステ アメリカン・シンフォニー』『リトル・リチャード アイ・アム・エヴリシング』『スライ スタローンの物語』です。


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