念願の岡本太郎さんに会えました。
夢を見ることは青春の特権だ。これはなにも暦の上の年齢とは関係ない。十代でも、どうしようもない年寄りもいるし、七十、八十になってもハツラツとして夢を見つづけている若者もいる。
21歳のころ。
「自分の中に毒をもて」を紹介されたから、
あっという間にその魅力に取り込まれたのを今でも覚えています。
「モノ」である本を手にとって読んだだけなのに、
燃えたぎるような気持ちになり、
今、この瞬間を生きるんだと決めました。
そして昨日ようやく、「岡本太郎記念館」に行きました。
これまでも東京に用事があるごとに調べていこうとしましたが、
ことごとく休館日のこともありいけませんでした。
「おお、来たか。」
ひょっこりと太陽の等が迎えてくれている。
ギャラリーに入った最初の部屋で、
この左端にいる蝋人形の岡本太郎さんと
目が会い心臓がバクバクした。
本当に生きているかのような精巧さだっだから。
そしてその周りには、ご自身の作品に囲まれ、表現に
圧倒されまくり。
実際のアトリエ。
目をつぶってココで、制作をしている様子を想像した。
自分一人だったからか、時が止まったかのように感じた。
シーンとした、空気の中「今はもういないのか」
なんて少し悲しくもなった。
でも、目を開けると作品たちが生き生きと立っていた。
2020年9月30日(水)〜2021年1月31日(日)までは、
「対峙する眼」という企画展をやっている。
彼の作品の自由で子どものような新鮮さ、型破りな色使いと、
最後の最後まで力強い表現、そのなかにあるのは「眼」だった。
「眼」ということは、生き物を表現しているのだろうか。
見ればみるほど、
その眼の力強さに、吸い込まれそうになる。
好きな人や尊敬する人の
近くで生き続けたい。
ありがとうございました。
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