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【シリーズ】”オワリはじまり”ー悔しさで溢れた瞬間。

こんばんは。

小学生と宿泊キャンプが終わり、
疲れて夜投稿になってしまいました。m(_ _)m
明日からも元気に投稿します!

さて、前回から5年間のキャンプ(野外活動体験)での学びを
振り返りや自己分析も兼ねて書いていくこのシリーズ。
初回はコチラ。

今回は失敗や悔しかったことをテーマに
まとめて書いてみたいと思います。

一見、マイナスなことのようですが、
悔しくもなんとも無いことなんて、チャレンジではありません。

悔しさは、成長に「必須」なのです。
それだけ夢中だった証。


その時の事実だけでなく、かけてもらった言葉、教訓になっていることも思い出しながら、頭の中を整理していきます。


■初めて泣いた日のシュークリーム


当時のLINEを恥ずかしながら、
見返しながら書きます。

前回の記事にも書いた人生はじめてのキャンプの後も、
まめにお知らせが来るようになり、
次も、その次も、とキャンプに参加するようになった。

2回めの宿泊を伴うキャンプに
小グループをまとめる(カウンセラー)スタッフとして参加した。
名前もいまだに忘れない。小5の男の子Nくん。

彼は、明るく人を巻き込むチカラも合って、
スポーツも得意。おちゃらけた一面もあり魅力的。

しかし。
よく見るとルールを破って一人勝ちしようとしたり、
言い訳をしてなんとなく回避したり、
小さな喧嘩をしたり、
年下の同じグループの子にも、うま~く自分が得をするように
振るまうことがあった。

確実に、「いやそれは、相手の体験の機会を奪ってるじゃん」
「完全に相手が損してるじゃん」

と思えるときには、「あのさ、、、」と声をかけるようにした。

それでも、態度が変わらず。相変わらず「自分ばかり」
その振る舞いに何も変えられず、
班からも不満やずーんとした空気が流れるようになった。
忘れ物や、自分のことは自分でやるということもしなかった。

何度も何度も言うけれど、彼はうまくかわすのだ。

そのまま最後まで、ずるずるといき、
キャンプは終わってしまった。

モヤモヤとした気持ちのまま、
スタッフの振り返りの時間に。

一人ずつ感想のように想いを共有していくのだが
その時「なんか、不甲斐ないです。」と一言だけ言った。

上手く言葉にできなかったけど、もういいや。と諦めていた。
そんな時4つ上の先輩が2人切りになった時
「今日、なんかあった?」と訪ねてくれた。

19歳の自分は「いや、別に。もういいんです」と諦めていた。
それでも、先輩は「なんで?なんで?」としつこくきいてくれた。
最初は怒りを吐き出すように口に出した。
出して出して出して。

すると、最後にー

自分は逃げていた。本当に子どもに「今」伝えなきゃいけないことを
諦めて、自分の言葉で伝えなかった。だから、悔しい。


泣きながら伝えた。

もう涙が溢れかえって、聴いてくれていた先輩と、泣いた。
泣いて泣いて。話すと素直気持ちにまとまった。

「今この瞬間に、想いを伝える。」

駅に差し込む秋の夕日。
心の底から語り合い、泣きながら食べた
差し入れのシュークリーム、体に残る疲労感が
今も私を突き動かしている。


■痛みが伝染した日

21歳の頃、キャンプも回数を重ね、
全体の進行をする「キャンプリーダ」をすることが多くなってきた。
年下の高校生などボランティアとしても真ん中の立場
になってきて、全体の進行をしながら、
ボランティアを始めたばかりのスタッフのところにサポートとして
入ったりしていた。

長期のキャンプの最終日。
午前中に調理の活動を終えてのスキマ時間で、なんとなく
な時間が流れている時。

大きな声がしたので駆けつけると、
自分のサポートしていた班の子が顔を怪我していた。
詳しい中身は控えるが病院での手当が必須な程だった。

当時、病院に行けるの状況のポジションは自分しかいなくて
病院に同行した。

待っている時間はドラマでよくある廊下でウロウロしている人と、
全く同じで落ち着かなかった。
心臓がバクバクする音がして、じんと痛んだ。

手当が終わって、出てきたその子と、ど田舎のコンビニで
お昼ごはんを食べた。「お腹すいた」といってパクパク食べていた。
ホッとした。タクシーが来るのも時間がかかったので、
2人でたくさんおしゃべりをした。好きなこと。学校のこと。自分のこと。

親御さんは、状況的にも不慮の事態だと理解してくださったが、
お伝えする時に、申し訳無さすぎて、
どうしても涙が止められなかった。泣いたって傷跡は消えないのに。

最後に本人が寄せ書きに
「あの時たくさん話せて嬉しかったよ。ありがとう」
と書いてくれた。いつもだったら、単純に嬉しい言葉だが、
この日は違った。
自分も痛みが伝染して、
もう二度とこんな姿は見たくないとし、忘れちゃいけないと思った。
それらからはお金を払って、救急講習を受けては更新し続けている。

■最後に

悔しいこと。
それは、成長を何倍も加速させる。
痛い。頭の中がパンパンになって、火照ってくる。
何度も後悔を繰り返す。ほんとは前に進みたいのに。

それと同時に、新しい経験が増えたり、慣れていけば行くほど、
忘れていってまう。終わってしまうと「いやあのときのほうが辛かった」
と上書き保存される。

だからこそ、書いて書いて、思い起こして
自分を奮い立たせる。

決して「失敗」と名付けない。
自分で納得するまで、やり続ければ、その悔しさは
成長に繋がってく。

悔しさは、夢中の証。成長が伴う成長痛。


読んでいただきありがとうございました。


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