見出し画像

猟の記録

雪が降りました。
場所によりますが、だいたい40センチくらいでしょうか。

朝から眠たいけれど、車の窓を開けて、暑いコーヒーを淹れて、目を覚ましながら、足跡を探しながらのドライブです。


猟師仲間と「今日はどうする?」「あの曽根の方歩いてみるか」など、連絡を取りながら巡回していると、私の師匠からいい足跡を見つけたとの連絡。
とりあえず家に帰って、無線機、GPSハンディをポッケにつめこみます。

長くなるかもしれないので、おやつも忘れずに。友だちの家のニワトリのたまご。岩塩と胡椒をまぶしました。

私の相棒は上下二連のミロク、12番
上下二連の銃は、シンプルな作りなので、自動銃に比べてトラブルも少なく、新米猟師の私はこいつに頼ってます。
重厚な重み、彫ってある飾りがかっこいいでしょ。





しかし、猟場に来たものの、イノシシは深い山へ続く道へと跡を残していたため、断念。

猟友会長と副会長と私で、カモ撃ちをすることになりました。
それぞれ別れて、無線機で連絡を取りながら、川を巡回します。


私はいくつか目星の付いている川があるので、そこを重点的に回ってみました。
気をつけて運転しながら、川に気を配ります。

運転しはじめて15分くらい、

「おった!!!!」

カーブした川の岸辺につがいのカルガモを発見しました。
家も離れているし、猟ができそうです。

この文体で説明するにはあまりにも長いので、時系列に並べて簡単にしてみました。今日の猟の様子です↓↓




軽トラで川のチェック中、100メートル先にそれっぽい影を見つけ、川の上の藪から姿を確認。
そこから無線で様子を伝えてもらいながら、膝まで雪が積もっている田んぼを低い姿勢で移動。
川の様子を畔越しに見ながら、姿を確認。弾を2発こめ、銃身の先の照星、中間照星をきっちり合わせて発砲、手応えがあった。
発砲音に驚いたカモの群れが目の前を右上がりに飛び立つ。2発目、遅れたカモに向け発砲、太陽に照らされて、白い綿毛のような羽がボフッと散るのを見た。
よろけたカモは対岸の奥の方に落ちる。


この田んぼに挟まれた道の先にカモがうずくまっていました。

川の上の藪で見張ってもらいながら対岸へ移動、まだ息のあるカモを回収。

川下へ移動して、腸を抜いていると、弱ったカモが1羽流れてきた。
急いで急な斜面を走り降りて、
川の真ん中まで、長靴が浸かるのも気にせずキャッチ。
まだまだ元気なカモだったが、私の食欲が勝って手づかみで仕留める。

会長、副会長が笑うくらい、私の動きが俊敏だったらしい....まさに野生...
いや〜。食欲って怖いですね〜。

2羽のカルガモさん、2羽ともオス

腸抜きして、お腹に雪を詰めて、さらにビニール袋の中にもたっぷり雪を詰めて。

お家の前の雪山に埋めました。
雪の中はずっと0度で一定です。野菜やお肉など、凍らせず、いたませずに保存してくれる、天然の冷蔵庫。
納豆作りでも藁に包んだ大豆を雪に埋めておくそうですね。
しっかりと温度管理をしてくれます。

明日、お肉やさんの友だちと一緒に美味しく料理する予定です。
ありがとうございます、おいしくいただきます、一生懸命に生きるをやってみます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?