構築経緯

　ムササビ・モマ事件をご存じだろうか？簡単に言えばムササビの呼び方が方言によって異なることが原因で起きた事件だ。これについて調べていたところ、ある記述が目についた。ムササビは、また別の方言ではバンドリとも呼ぶらしい。"バンドリ"…？

　はい。それだけです。

　というわけで「エモンガ」「メガボーマンダ」を軸に組んでいく。この2体ならエモンガの追い風から手助け地震のコンボができそうだ。

　岩と氷に弱いので猫だましはハリテヤマ、威嚇メタのキリキザン、浮いてる横取りかつ特殊水打点が欲しくて水ロトム。相性補完とトリルに強い枠でナットレイを入れて完成。

パーティ紹介

個体紹介

エモンガ

特性：せいでんき
持ち物：ゴツゴツメット
わざ：ボルトチェンジ/追い風/アンコール/手助け
性格：おくびょう
努力値：228-x-28-x-x-252
調整意図：トリプルwiki

　モモンガをムササビとしたため、バンドリである。
　基本先発で追い風をする。アンコールはかなり使いやすい。滅び耐性はこの子のボルチェンだけなので頑張って欲しい。
　手助けが結構良くて、この技のおかげで手助け捨て身で重い相手を強引に持っていったり、手助け不意打ちで速い相手を刈り取ったりと、当初の予定よりも単体技でガンガン数を減らすパーティになった。
　ただダクホ耐性が無さすぎて挑発が欲しくなることもあった。使うならアンコールと入れ替え。
　静電気とゴツメもいい働きをしてくれた。猫だましで追い風を阻止する動きに対しても、精神的に余裕を保てる。

メガボーマンダ

特性：いかく→スカイスキン
持ち物：ボーマンダナイト
わざ：すてみタックル/じしん/かわらわり/まもる
性格：ようき
努力値：AS252 H4

　手助け地震をしたかったので物理型、追い風をエモンガに任せたので空いた枠に瓦割りを仕込んだ。
　結果的に捨て身で無理矢理削る動きが多くなったので、どのポケモンを倒せばいいかの見極めが必要になった。特にキザンの不意打ち圏内に入れたり、ナットに有効打のある相手を処理したい。

ハリテヤマ

特性：あついしぼう
持ち物：ラムのみ
わざ：インファイト/はたきおとす/ワイドガード/ねこだまし
性格：ゆうかん
努力値：x-236-140-x-132-x
調整意図：トリプルwiki

　範囲技が地震で、地震を打つ時は隣にロトムを置きたいので、ワイガ対策は横取りに任せてフェイントを切った。叩きもワイガも強かったのでこれでいいと思う一方、単に先制技としてフェイントが欲しい場面もあった。あと、フェイント+手助け捨て身のコンボも良さそう。ハリテの技枠5つ欲しい。
　ラムを持ってドーブルに対する唯一の対抗手段になっているが荷が重い。

キリキザン

特性：まけんき
持ち物：いのちのたま
わざ：ふいうち/はたきおとす/アイアンヘッド/まもる
性格：いじっぱり
努力値：AS252 H4

　第6回勝ち獲りプル大会参加賞。主催のイブさんありがとうございます。
先発で負けん気を発動できれば、手助け不意打ちで大打撃。受け出し用の鋼は別に居るのでこの子のHPは慎重に扱った。

ウォッシュロトム

特性：ふゆう
持ち物：オボンのみ
わざ：ハイドロポンプ/10まんボルト/よこどり/まもる
性格：おくびょう
努力値：252-x-x-60-x-196
調整意図：トリプルwiki

　地震をあんまり打たなかったので浮遊横取りはそこまで活きなかった。主に耐性を利用して受け出しからいい感じの削りをしていた。以前は「受け」に分類されていることがピンときていなかったけど、今回でよく分かった。

ナットレイ

特性：てつのトゲ
持ち物：たべのこし
わざ：ジャイロボール/パワーウィップ/やどりぎのタネ/まもる
性格：ゆうかん
努力値：HA252 D4

　第2の主役。ほんとに強かった。
　最後に補完として入れたものの、ナットレイ側から見ても格闘耐性2・炎耐性3と手厚い。端でやどまもをして膠着状態を作り出している間に、反対端で単体撃破をしていく動きができた。
　対トリパにも圧倒的に強く、もはや開き直ってトリルは全く阻止しない。ハリテ・キザン(不意打ち)と一緒に並べれば大抵互角以上に渡り合えた。というかトリパに3戦3勝したので、勝ち試合の3分の1以上がナットレイのおかげ。

動かし方

　追い風しながら各個撃破。
　対トリパならトリルターン中はエモンガボーマンダを出さず後ろに控えさせる。

　スカーフドーブルは基本諦め。一応ラムハリテヤマで抵抗を試みたけど、ドーブル入りには7回当たって1勝6敗。何回か6-0の試合もあったし、もう疲れちゃって終盤の敗北試合の結果メモにはただ「ドーブル」とだけ書いてあるからね。

戦績

20戦8勝

動画

　第106回BV鑑賞会に出演。1:59:52 から。
　手助けが強かった試合。終盤の立ち回りはもっと慎重にやったらあんなにギリギリにはならなかったと思う。

おわりに

　名前由来の一発ネタで、パーティとして特に変わったこともせず戦った。それでも、得るものは多かった。単体技・先制技・トリル対策枠の強さ。スカーフドーブルを許せない気持ち。

引用元

パーティ画像：トレーナーカードジェネレータ

ポケモン画像：ポケットモンスターオフィシャルサイト｜ポケモンずかん

参考文献：トリプルバトル総合情報サイト（トリプルwiki）