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秀進アカデミー的 高校受験校の選び方 その1

さて、受験の学校選びが佳境を迎えております。どんな点に着目しながら学校選びをするべきなのかをちょっと考えていきましょう。まず今回の最初は大学受験を行うかどうかという視点で高校受験を考えましょう。

大学受験をするかどうか?

これに関しては東京であることが本当に大きいですね。東京では大学受験の付属高校が多数あります。やはり大学受験をしなくていいのは魅力に映ることは生徒・保護者ともにありそうです。ただ、ここで注意したいのは、楽だからという理由で大学付属を選んでしまうこと。

今、まだまだ学び、多くの知識を得るべきタイミングの高校生に楽を与えたらどうなるでしょうか? おそらくですが、「ラッキー!」と最低限の勉強しかしない子になる可能性が極めて高いです。その結果起こる付属上がりの大学生の学力低下(特に英語)は本当に深刻な問題です。就職活動でも苦労しているケースを多く見かけます。

一例を挙げておきます。当社で働いてくれている大学生で早稲田大学政経学部の同じ学年に付属上がりと一般受験のスタッフがいます。TOEICのスコアが歴然と違うのです。大学1年の時に500点台と900点台だったと記憶しています。(ちなみに、このスタッフに関しては、高校時代の不勉強を反省し、大学生になってからちゃんと頑張り700点を超えてきています。さらに上昇志向も持っているので卒業までに800点台は行くんじゃないかなと思っています。)

付属高校に進学するのは、大学受験のためではなく、自分が打ち込みたい〇〇があるからということならば、大学付属もとても良い選択肢だと思います。楽をしたいからという理由を習慣化させてしまうことは、百害あって一利なしです。保護者が心配なくなるからという意見もたまに聞きますが、その結果、余計心配せざるを得ない将来がやってくる確率を上げてしまいます(涙)。

大学付属を選ぶなら、その分の時間を目的をもって使える場合に限ったほうが、良いとは感じています。大学受験しないことの危険ということも知っておきたいものです。

理系か文系か。

先に大学付属の場合を少しだけ。大学付属で理系進学希望なのに理系の無い大学を選んではダメですよね。大学に自分の志望するような学部・学科がちゃんとあるかを見て選んでほしいです。青山学院や法政大学は理系はどうしても印象として強くはないですね。この層に受かるのであればちゃんと大学受験をして理科大くらいまでは成長が見込めると思いますので、そちらの方がいいのではないかなぁと老婆心ながら思う次第です。

本題は大学受験における、理系と文系です。理系大学と文系大学で学習内容が大きく変わります。高校受験組は理系大学受験はやはり大変です。文系のほうが対応しやすいのは事実としてあります。某都立高校で現役の大学進学実績65%くらいの学校では、文系は80%が現役進学、理系は50%くらいとなってしまうケースが見られます。理系大学受験に強いかどうかは、合格実績の中で東京理科大学を見ていただくと判断しやすいようには思います。あとは、数学の授業時間数でしょうか。数学1A・2Bをいつ終わる進度になっているかは理系大学受験において必要不可欠な視点です。

さて、高校受験志望校の選び方その1として大学受験をどう考えるかということを語らせていただきました。より個人に合わせた話は各校舎にて対応いたしますのでお気軽にお問い合わせくださいませ♪ 外部の方でセカンドオピニオンを聞きたいという場合は有料となりますが、対応させていただきますので、お問い合わせください。

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