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息子の旅立ち №285

23歳の息子が家を出た。

『家出』とかいうのではなく、仕事の都合で東京に行くことになった。

49歳の親父の頭の中では23歳になった息子が家を出ること自体、特になんてことはない。
むしろ遅いくらいに思っている。
なんなら自分は15歳で家を出た。

ただ、家を出ることが決まったあたりからなぜか感慨深く、しんみりとした気持ちになった。

息子が旅立つ日。

自分の方が仕事で先に家を出たのだが、堪えきれない気持ちで涙がたくさん出た。
寂しくないと言えばウソになるけど、それとは違う気持ちが強烈に襲ってきた。

大きく成長した誇らしい息子を誇らしくも思うし、男としては羨ましくも思う。
ただ自慢の息子なことは間違いない。
親父としては大きな誇りの息子だ。

息子の門出を笑顔で送り出せなかった親父の人生はまだまだこれからも続く。

仕事でももっと結果を残すと、さらに強く思えた瞬間だった。

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