「こういうのが欲しかったんだよ!」

今日は活動でちょっと嬉しかったことをひとつ。

昨日から今日にかけてイネの病気と農薬に関するパンフレットのようなものを作成してきました。というのも任地には専門家はおらず、農家らは病気に関する情報は持っていないため、自分流に農薬をまいてしまっているからです。もちろん全員がそうではなく、ある農家は自分で調べて栽培しています。そこで僕はこれまで田んぼで見てきてかなり多く見かけた「ごま葉枯病」というイネの病気に関する情報(その症状や発病の原因、防除方法、その有効成分と農薬の名前)を一枚にまとめてみました。

またある農薬に関する情報(使用量や使用方法など)も試しにまとめてみました。先ほども言ったように、農家らは自分流に農薬をまいてしまっているため、ある農家は過剰量を投与してしまっています。そうするとイネの残留農薬の問題に繋がるだけではなく、田んぼの周りの生態系や土壌汚染に繋がり、持続可能な稲作ができなくなってしまいます。また農薬をまく際はめちゃくちゃ軽装で行なっているため、それらを防ぐためにも「正しく」農薬を投与してもらおうと考えています。

どこか話が逸れてしまいましたが、この二枚を作って早速カウンターパートや配属先の同僚、また農家らに見てもらったら、「こういうのが欲しかったんだよ!ありがとう!!」と、驚きと喜びに満ちた顔をしてくれて、ちょっぴり嬉しかったな。

正直これまで受け身だった自分がいた気がしました。これまでの人生誰かしら相談できる人がいて、自分一人で何かするということがありませんでした。でも農家さんたちに寄り添ってて、これが有効な方法かもしれないとふと思い、(お試しではあるが)とりあえずやってみようと思いました。それがたまたまヒットしただけに過ぎないのだけれど、農家らに「これは良い!」と言ってもらえたことが一番の幸せかなあ。あとこうやって褒めてもらえる環境はすごく大事だと改めて感じました。やっぱり少しでも努力したことを認めてくれたら嬉しいですね。良い教訓になりました。

まだこれはお試しに過ぎないので、ちゃんとしたものをこれから作成しようと思います。

(Vol.165_20/9/2019)

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