ガイナーレ鳥取 第3節振り返り
こんにちは。
先週末に、J3リーグの第3節が行われ、我らがガイナーレ鳥取は、ホーム開幕戦を迎えました。
結果的にはテゲバジャーロ宮崎を相手に1-1のドローとなりました。
試合終盤に先制点をあげるも、すぐさま追いつかれて勝ち点1を分け合う形になりました。
今回はこの試合の振り返り、
ガイナーレ鳥取の立ち位置についての解説をしていきたいなと思います。
まず、僕がこの試合の立ち上がりを見ていて気になったのは、ガイナーレ鳥取がロングボールを多用していたこと。
この理由として考えられることは2つで、
ガイナーレ鳥取がプレスにハメられている
2試合の戦いぶりをみて、監督が勝つことに固執してスタイルを変えた
のどちらかです。
それらを考えながら試合を見ていると、前半10分ごろにその答えがわかりました。
まずは、前半10分〜20分にかけたガイナーレ鳥取のペナルティエリア付近の2つのビルドアップのシーンの資料を作ったので、こちらをご覧ください。
答えは、宮崎の守備にハメられて蹴らされていた
でした。
宮崎の右SHがコースカットプレスを行ったことにより、同サイド圧縮をスタート。
ガイナーレ鳥取はパスコースがなくなり、結局ロングボールを蹴る形となりました。
このシーンの解決策は、宮崎が同サイド圧縮を仕掛けに来たシーンから、ガイナーレ鳥取の左右のSBは多少手薄になっていました。
なので、GKからSBにロングボールでボールを預けるというのが最適解だったのかなと思います。
他の解決策としては、前線の選手が間に上手く落ちてきて、数的優位、位置的優位をつくるということが挙げられます。
先ほどのビルドアップがうまくいかなかったことをガイナーレ鳥取のある選手はすぐさま気づき、ポジショニングを変えました。
ポジショニングを変えたのは普光院選手。
先ほどよりも落ちてきて、ペナルティエリア付近で数的優位をつくりました。
GKの櫻庭選手は右CBの大城選手にパスを出すも、激しいプレスにより出しどころがなくなってしまい、ロングボールを蹴らされました。
このシーンも宮崎のコースカットプレスによりロングボールを蹴らされる形となってしまいました。
結局このシーンも失敗したかのように思われましたが、そうではありませんでした。
前半の中盤以降に、GKの櫻庭選手は右CBの大城選手にパスを出すのでは無く、少し落ちてきた普光院選手や世瀬選手にパスを出すようになりました。
そのことにより、宮崎の守備が混乱していきました。
このシーンを作り出した22分以降はガイナーレ鳥取ペースで試合が行われていったように思えます。
2ndボールを拾う回数も増えて、2次攻撃をできるようになったことが要因です。
ボランチを使ってサイドバックにフリーでボールを預けることができました。その次にサイドバックから常安に斜めに楔を刺すシーンも増えてチャンスも増えていきました。
ゴールシーン解説
さて、このようにしてガイナーレペースとなった中、終盤に先制点をゲットします。
この先制点は記念すべき2024年のガイナーレの初ゴールとなりました。
このゴールシーンを解説していきたいなと思います。
このゴールは非常に綺麗なゴールだったと思います。
30秒以上、ガイナーレ鳥取がボールを持ち続けてゴールを取れたからです。
宮崎のスローインをすぐさまカットし、右サイドでパスを回します。
そこから、左サイドに張っていたドリブラー小澤選手にロングパス。そこから左サイドでも立ち位置を入れ替えながらパスを回し、小澤選手が宮崎のSBと1対1を仕掛けられる局面をつくりました。
そこからは小澤選手の得意な形で、カットインしてクロスをあげて最後は田中選手がプロ初ゴールを記録しました。
まとめ
今回は、立ち位置を中心に振り返りをしてみました。
試合中にもかなりの改善が見られました。
さて、明日はアウェーで盛岡との試合です。
『J3優勝』
これは選手が口を揃えていう言葉。
期待しましょう🔥
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