見出し画像

いのち こころ わたし 世界は美しく。〜アニマルコミュニケーター目良 光さん〜

私が感じたあなたを切り取り綴るshutter

ご依頼者様と対談、感じたことや気づいたこと、その魅力やお仕事にかけるストーリーをご紹介する企画です。


人間として生きている私たちは、おそらくきっと、誰かと心かわし、つながることをいつでも求めている気がします。

愛されたくて愛したいし、感じたいし感じて欲しい。きっと。


さてそれは、人とだけ、なのでしょうか。



今回ご紹介するのは、

アニマルコミュニケーターでもあり、

そしてまた、

女性性開花プログラムAFPArt of Feminine Presence 認定ティーチャーでもあり

フォトセラピストでもある

目良光(めら ひかる)さんをご紹介します。


画像1


光さんをSNSでお見かけするようになったのは、今年の春ごろでしょうか・・・


印象に残っているのはこの写真。

画像2

また・・・綺麗すぎる方がいらした〜〜〜美人〜〜〜

カメラマンさんとの繋がりが多い故、日々私のタイムラインにはいろんな方の写真が流れてくるのですが、その中でも、目を引く美しさ。

画像3

声も雰囲気も、リアルに感じることができないSNSの世界では、画像と言葉から感じるものから、私たちは自然と、そしていつの間にか、自分の中で「きっとあの人はこんな人なのではないか」そんな印象を作ってしまいます。

だから私も、光さんの存在を知って、Facebookで拝見するごとに、きっと透明感ある、まさに女性らしい方、、、、いわゆる、、、「正統派高嶺の花系美女」を想像していたのです。

画像4


それが、ある日、光さんからshutterのご依頼。

光栄なような恐縮なような、神々しいような。そんな気持ちで少し先の当日までを送っていたのですが、

そんな時に拝見したのが、この投稿でした。

スクリーンショット 2021-11-07 15.56.42

なんと、女性を見るとき、写真に撮るときの光さんからは、「おっさん性」が出てるらしい。

この美女から、おっさん性・・・・・


雲の上の届かないような美しき存在に思えていた方が、「おっさん性」と言うその言葉一つで、急に、親しみが湧いてしまう。

表現の世界とは本当に面白いものだし

私たちは何を伝えるかで、人との関係、その繋がり、誰に興味を持ってもらえるのかさえ、簡単に変えてしまう。


とは言え、写真が嘘を語るわけもないので、親しみを感じながらも、きっと

お美しい方なのだろうなぁと思ったのを覚えています。


実はこのshutterの対談前に、カメラマンとして出向いた写心講座でお会いしているのですが。

その時は、ゆっくりお話しすることは、叶わなくて。

それからもうしばらくして、光さんが現在お住まいの伊豆で今回の対談を迎えました。

画像21


いつもワンピース姿でお写真に写っていた光さんは、白いシャツにジーンズと、なんともラフで軽やかなお姿。そのお姿にホッとしながら、対談の場所、熱海ハーブガーデンに向かいながら、早速お話を聞かせていただきました。


人は本当に、その見た目だけではわからない、さまざまの歴史を、持っている。


画像6


お母様とおばあさま、そして、

犬と猫がそれぞれ十匹以上(つまり総勢20匹!)いるのがいつでも当たり前の、人間と犬猫が当たり前に共存する世界

それが、光さんが育った世界の「家族の普通」だったそう。

おばあさんがつい捨てられている犬や猫をもらってきてしまったようで、まだ言葉さえ幼かった光さんのそばには、圧倒的に、「人間よりも犬猫がそばにいる」そんな生活だったそうです。

人と戯れるより、犬猫たちと戯れる。まだまだ感覚のセンサーが純粋にひらいている子ども時代だったらからこそ、その暮らしから感受した「動物たちと関わることの肌感」と言うのは、とてもダイレクトなものだったのだろうと、想像してしまいます。

それが、光さんの原点。

私は初めてお会いしてからずっと、なんて女性らしい淑やかな美しい方なのだろうと感じてたのですが、学生時代の彼女は、「テニス一徹」だったそう。部活づくしの毎日を送る中で、膝を故障。

ずっと勝負の世界で必死に頑張り、テニスの道を進んでいたのに、突然の怪我でその道が絶たれてしまった。

そこから学校に行くことも減っていき、鬱や摂食障害にもなり、不登校気味な日々へ。

そんな時に出会ったのが、イルカとの縁。日本のドルフィンスイムの第一人者でもある野崎友璃香さんの著書に出会い、その感激を野崎友璃香さんにお手紙で伝えたらお返事をくださった。

スクリーンショット 2021-11-29 15.39.20

そこから野崎さんとつながり、イルカへの憧れが膨らみ、その希望を叶えるため、高校生にして単身バハマに渡って(!)野崎さんが主催するドルフィンスイムに参加。イルカとの交流を通して、深い癒しを体験。(お母様に願い倒して向かったバハマだったそうです) 

その後は高校の先生のすすめで、系列大学のハワイ校へ留学するも、周りが日本人ばかりで馴染めなかった光さんは、そのあとはホームステイという形でハワイの土地で暮らし、そこでも自然とドルフィンスイムにふれあい、一時期を過ごされます。

この時にした貴重な体験が、イルカとの交流。

画像7

イルカを見るために海上にいくと、そこには遊ぼうと彼ら(イルカ)がやってきてくれるそうです。

さらには、スカーフをイルカに渡すと、それを複数のイルカと人で襷のように渡し合いながら戯れるのだとか。その、言葉を超えた関わり、人と動物でも心は通いあいコミュニケーションができるのだと言うことに、光さんは感動と癒しを体験されたそうです。

帰国後はハワイアンマッサージの資格を取り、セラピストとして活動しているときに、偶然にも現在お勤めの動物病院の院長先生と出会い、ここで、アニマルコミュニケーション・・・・動物たちのケアと癒し、コミュニケーションの方法があることを知り、その世界へ。

ただ、治療するのではない、動物たちの声なき声、エネルギーを感じて関わり合う世界。私たち人間にも、動物たちのメッセージを聞き届けるセンサーは確かにあり、それを使ってないだけのこと。誰でもそのセンサーは持ち合わせていて、使いこなすことができるそうです。

動物病院でアニマルコミュニケーターとしてお仕事をされる中で、アフリカにも行き、野生の動物たちの生きたエネルギーあふれる姿を写真におさめたことで写真の世界に開眼。以来、カメラも光さんの暮らしの一部。

画像8

光さんのお話の中からは、いつも「きっかけをくれた誰か(人間)」がいて、そのさきで動物たちとの出会いと戯れ、そして癒しがある。そんな印象。


動物たちとは心を交わし合い、関わり合えるのに、人が相手となると、なかなかそれがうまく立ち行かない。当時の光さんは、元々テニスの勝負の世界に挑まれていたせいか、女性としてのご自身を受け入れきれずにいたそうです。

ファッションもスカートを履くことも滅多になく、ボーイッシュ。時折スカートを履こうものなら、なんだか自分が「女装」をしているような気さえして落ち着かない。女性として生きるあるがままのご自身を楽しむことはおろか、心地よいと思うこと、受け入れることさえできていなかった、そんな時にきっかけとなってくれたのが、またまたドルフィンスイムの野崎友璃香さんでした。

当時野崎さんが行っていたのが、AFP・・・Art Of Feminine Presence 女性性開花プログラム。

AFP・アートオブフェミニンプレゼンスは、レイチェル・ジェイン・グルーバーにより開発された44のプラクティスからなる女性性開花のプログラム。プラクティスを通じて、「私らしい女性らしさ」につながっていくものでありながら、「こうなりましょう」とか「こういうのが女性らしさですよ」など、「女性らしさ」について決められた型やパターンがあるわけではないそう。

つまり、女性の数だけ女性らしさがあると考え、「その人らしさ」と直接つながっている「私らしい女性らしさ」の開花を目指すもの。女性としての体にくつろぎ、「私らしく」、人生を喜びに満ちて生きていくことを目指す、それがAFP。

SNSで見かけた野崎さんは、女性としてのご自身を余すことなく表現され、その大いなる美しさに目を奪われた光さん。これは教わりたいと、野崎さんからAFPを学びます。

女性の美しさとは、画一的なものでは決してなく、自らの内なる女性を認め受け入れ、それを解放、表現すること。レッスンの日にフェミニンでくつろげる洋服で来て、と言われ参加した日が始まりだったと教えてくれました。

このプログラムを通して、光さんはご自身の中で「女としての魅力や可能性」がまだまだ閉じていたことに気づかれ、体感を通して、ご自身の「女性性」を解放、開花。「女性として生まれてきてよかった」という気持ちに至られ、これを伝えていきたいと、トレーニングを受けて認定ティーチャーに。

画像14

それが2018年のこと。

当時はまだ摂食障害の症状に悩まされていた頃。

ずっと、そんな自分がいやでダメだと思っていた光さんの心境は、AFPに出会ったことで変化をしていきます。

ずっと、普通に生活することもままならない時間の中にいて、鬱や摂食障害を繰り返す中では、起き上がることさえできずにただ部屋で寝ていることしかできずに、まともに働くこともできず、人とも関われずに生きてる時間が長かった。ずっとそんな自分を責めて来たけれど、この自分でもいいんだと思えたことが、大きなきっかけにもなって。AFPに出会って自分を許して解放して、人と人と繋がる世界にもう一度出て行こうと思えるようになった


以来、一人のかけがえのない存在であるご自身を認め受け入れながら、アニマルコミュニケーターとして、カメラマンとして、そしてAFP認定ティーチャーとして、多岐にわたる活動をされている方、それが光さん。

画像9



光さんといえばもう一つ、愛犬のルークとの日々も欠かせないもの。SNSにたびたび登場する彼は、光さんの大事な家族。

画像11

画像12

実はこのルークに出会う前に、もう一人ワンちゃんがいたそうなのですが、そのわんちゃんが亡くなったときに、遺言として残してくれたのが、「光さんを守ってくれる次なるワンちゃんに出会って」ということだったそう。

その言葉を受け取り、探していた時に出会った子が、このルーク。

命を「買う」のではない、譲渡犬なども探していた光さんの前に現れたルークは、ペットショップの子だったけれど、出会った時に心を撃ち抜かれてしまった。

でも、なかなか落ち着かず、抱っこさせてくれない。

その時、アニマルコミュニケーターの先輩でもある、動物病院の院長先生が教えてくれたのは

ルークがペットショップで色んな人に興味本位で抱っこされては、連れて帰ってもらえずに、とても傷ついているのだということ。だから、人間不信になっていて、光さんに対しても「どうせ連れていってくれないんでしょう」という気持ちになっているのだということ。だからこそ、光さんの覚悟一つが大事だということ、だった。

それを聞いた光さんは、この子を連れて帰ります、と出会ったその場で決意、誓約書にサインをするとなったら・・・・

じっと、ルークが目を合わせて見つめていたそうです。

僕を連れて帰ってくれるの・・・??? と。

画像11

そこからはルークは光さんに安心して心を通いあわせ、すっかり気心しれあう仲。

Facebookには時折なんとも楽しげなやり取りが投稿に上がっていて、光さんの言葉で描かれる二人(一人と一匹?)のやりとりは、人間も動物も、同じ生き物として「対等」で楽しみあえる関係なんだと、こんなふうに動物とコミュニケーションできたなら、どんなに楽しいだろうかと思うことが何度も。

画像16


一緒に熱海のハーブガーデンを歩いた時にも、わたしのそばに止まっていた蝶々を見て「ゆかさんが喜んでくれるから近くにいたんですよ〜」なんて、教えてくれたり。


光さんの世界はきっと、生きとし生けるものすべての声が響いている。

画像15

今回光さんは、「アニマルコミュニケーションや、写真や、AFP、色々やっているのがバラバラに見えるかもしれないけれど、でもどれもわたしの中では繋がっていて、それをうまく表現したい・・・・」そんなお気持ちもあって、shutterにお申し込みくださって。

最後に、このひとときを通してわたしが感じた、光さんについて、そこにあるかもしれない、「何か」について記してみようと思います。

これまでの時代、、、特に40代前後の私たちが育った時代は、私たちにたくさんの「義務」や「果たすべきもの」そして「あるべき答え」を教えてくれた時代だったように思います。それにかなう自分であればOKだし、できない自分にはつい×をして採点したり。

だから、つい私たちは、大義名分が欲しくなるし、答えが欲しくなる。

わたしはこれ、と言いたくなる、何か。

ビジネスであれば、それが「ブランディング」となり、誰のためになんのために何をする人なのか、という、明確な指針にもなる。これは確かなことであり、必要なことです。

ただ、45年人間として、あまりに不完全で不完璧に生きてきたわたしが今日今感じることは、人間て、そんな単純に「このためだけに生きる」ってできるものではないのだろうなぁ、ということ。

もちろん、そんな覚悟を持って生きている人はとても素敵で魅力的に見えるし憧れるけれど、わたしはどうかと聞かれたら、いろんなことを体験したいしやってみたいし、気持ちのままに生きていきたいタイプだと思っていて。だから、そこに一貫性ある軸を見出すって、案外難しいな、なんて思ったりします。

無理くりに、生き様に一貫性を見出す必要があるのか、ないのか。まだまだ人として未熟なわたしは、その答えを見出すことができていません。


ただ、今回、光さんとゆっくりとお話をしながら感じたことは何かというと・・・

 

いのち と こころ は 美しい


生きとし生けるもの、この世界に存在するものすべてに

いのちがあり、こころがある

そして

あらゆるいのちとこころが

出会い、つながり、その想いや願いを重ね合い生きていく

そういう時間は、とても美しいし

そういう時間でできていくこの世界は、とても美しいのだと思う。

画像17

光さんは、それを信じているし

それを・・・・表現し、切り取り、映し出し、この世界に伝えたい人なのではないかなと、思っています。

誰かや何かが特別なのではなくて

ただただ

ここに、この世界にあるものすべてに

いのち があり

こころ があり

すべてに、エネルギーがあり

私たちはそれを感受しあってこの世界を創っていく

その奇跡であり軌跡を

感じたいし、見届けたいし、遺したいのかもしれないな、なんて。


だからこそ


人も、美しい。

光さんご自身も、美しい。


画像18


摂食障害やうつを繰り返される中で感じてきた苦悩や苦しさがあったと思いますが、時を経てそんなご自身とも和解され、目良光として、「わたしがわたしとして生きていく時間」を動物たちとの関わり、心通い合う人との出会いを通して取り戻された光さん。

働いたり、誰かと関わることでもできずに、体が動かなくて横になっているだけだった日々が長かったから、今こうして、世界に出ていけることが何より奇跡だし嬉しいと、

一緒にパスタをいただきながら教えてくださったこと。

誰と対談しても、心の中のshutterが切られる瞬間はあるものですが、ご自身の人生とこれからに希望を感じた表情をされたあの一瞬が、今回のわたしの記憶に美しく刻まれています。

長らく、自分としてこの世界に我が身とその心を表現することができなかった光さんは、今これから、きっと、ご自身をこの世界に益々とひらき表現していく時間に入ったのだなぁと。


生きとしいけるもの

そのすべての

いのちもこころも、美しい。


光さんのそのすべても

いのちもこころも、美しい。


だからこそ、これから、思い煩うことなく、余すことなく

光さんの、こころのままに、望むままに

感じたこと、伝えたいことを

この世界に表現することを


世界がきっと待っている。


そんなことを感じております。

画像19


何かと女性らしさが写真には出ているけれど、実は元々はわたし結構男気もあるんですよね。なんかそっちの方も、わたしらしい気がして。


あの日、教えてくれたこと。

人にはたくさんの側面があり、そのどれもが嘘偽りなく、その人そのもの。

写真を撮るときの「おっさん性」も然り。


もうすぐ終わる2021年。


動物たちと共に歩んだ17年の軌跡を形にするかのように

現在チャリティー100匹撮影にも挑まれている光さん。

画像20

いのちあるものとの心の関わり、その喜びを

きっとますますと、形に、表現にされていくことと思います。


来る2022年、どんな光さんが開花していくのか・・・

女性であり、男気であり、おっさん性である、新たなる光さんに出会えることを、わたしは楽しみに、しています。


画像22


今回のshutterは、以上です。

光さん、ありがとうございました!




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?