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タフォニ、峰道、仁王さま 秩父の磁場『法性寺』

法性寺の観音堂の裏手には見事な「タフォニ」がみられる。タフォニとは、岩体内部にある塩が結晶化し岩石を削ってできた穴のことだ。山形にある垂水遺跡も似たような雰囲気。ここの塩とは、やはりかつて海の底だった頃に溜まったものなのかしら。


法性寺の奥の院までの道のりは、細くて険しい感じがしつつもそんなに辛くない。そして、なんだか懐かしい感じがする。国東の峰道に似てる。前に坂本大三郎さんから教えてもらった、修験者が好みそうな山、というやつなのか。

山の上に立つと、ゴームリーさん、ではなくお船観音さまが。この大きな砂岩も、かつての海底の扇状地でつくられたものだ。
ここからは秩父盆地が一望できる。姫島が見えないのが不思議なくらいだ。




法性寺の仁王さま。
目ヂカラがすごくて、思わず山門修復の寄付をしてしまった。



お顔にしては可愛らしい手形のお札をいただいたので、ミュージアムの編集室に貼っておいた。
仁王が守ってくれる。


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