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文化と経済は繋がっている うなぎの寝床『もんぺ博覧会』

八女市にある旧寺崎邸(うなぎの寝床)で開催されていた『もんぺ博覧会』に行った。

このお店があるのは福岡県八女市。近くには「久留米絣」の産地がある。「地域文化商社」と名乗る『うなぎの寝床』は、この久留米絣をいかした、日本ならではのプロダクト“もんぺ”のリブランディングを行うお店だ。現代に翻訳しなおしたもんぺをデザインし、みごとに市場へ流通を果たした。その活動の中核ともいえるのがこの『もんぺ博覧会』だ。圧倒的な物量とバリエーション、そしてお店オリジナルのもんぺの陳列のすぐ隣に、久留米絣やもんぺの紹介を、マニアックに、且つ、わかりやすく展示している。

日本の歴史・文化のミームと、履きやすい・おしゃれといった感覚を見事に融合させていて、地域文化と経済を橋渡しするとはこういうことか、ということが伝わるレイアウトだった。

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地域の資料館などで展示物をみると、これ買えないのかなぁ、とかたまに思ったりするのだけど、それが実現してるような感覚。買える資料館(会いに行けるアイドルみたいな。違うか)。 文化と経済、歴史と体感は繋がっている。


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