本数を取らないと負け確実

LLMが出て久しい。

SEOは死語になりつつあり、検索キーワードに従ってパーソナライズドな生成文章が表示される世界が来た(SGE)。

Google Geminiに代表されるそれは、SEOと違い「複数の記事を基にした要約」を出してくる。Extract(抽出)とSummary(要約)を混ぜたその生成文の精度には驚かされる。

また、生成文にはデータソースとなった記事が表示される。SEOトップを気にするのも大切だが、SGEの生成元になる方がよほど大事だ。何故ならそれが検索バーの真下に表示され、ほとんどの課題を解決してくれるからだ。

つまり、近々未来的に「これまでの記事を餌とした生成文だけを読む世界」「生成文を読むだけで解決する世界」がすぐ来る。

この時に我々は何が出来るだろう?

これまでの記事によって生成されるなら、今のうちに記事をいっぱい生成し、「LLMのための餌」をさらに多く撒いておく必要がある。

記事を読まずとも文脈に合った記事をよしなに要約してくれるならば、数こそがこのあとの勝負に強く紐づく。

「なーに検索キーワードに合う記事をいっぱい書くのとさほど変わらん」と思いがちだがきっとそうでもない。

LLMが複数の記事が織りなす文脈とナラティブを読み取ってくれるなら、それを見越した設計が必要となる。

だからこそ、記事が背景とする全体像とその環境における人の動きを動的に描く必要がある。

それに気づいている人はさほどに多くないように見える。Claude3が出た今、それをどこまでの速度で使えるかにかかっていそうである。

上半期の後半は執筆を頑張りたい。スピードは質を体現したい。


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