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トゥモローウォー感想『良くも悪くもいつものクリプラ映画』

お久しぶりです、最近面接三昧のマルハボロです。

え、結果? ハハッ

本編ざっとあらすじ

西暦2022年。高校教師をしている元軍人のクリスプラット演じるダンは、電話面接で一生懸命自己アピールするも御断りされるという非常に今の自分と重なる展開がさっそくメンタルに刺さります(グフッ)

「我々が求めているのは経験なのですよ」

うん、知ってるよ。だからその経験積むのに雇ってーなっていう('ω')

はい!話を戻して!
電話面接に落ちたクリプラは娘と一緒にワールドカップを見ていると、会場に突然ワームホールが開きそこからは未来の兵士が現れました!
なんと彼らが言うには今から30年後の未来では人類は滅亡に瀕しており、エイリアンと戦う為に過去の人間を兵士として欲しているというのです。
さて、如何にもな経歴を持つクリプラはどうなるのか!?
わかりやすい展開と家族とのハッピーエンドが待ち構えているのか!?

といったところで、以下ネタバレを含めた感想をつらつらと書いていきます。

いい意味でベタ。悪い意味でもベタ

個人的にこの映画、今の自分に非常に刺さるというか共通点が多いんですよね。
・パパ大好きと懐いてくれるまだ幼い娘がいる
・就活してるけど成功の兆しが無い。
・自分の父親とは絶縁状態。

……いや、これで感情移入するなってのは無理があるぐらいにわたしかよっていう設定祭りでした。いや別に元軍人とかじゃないですけどねわたし。

さて、敵の宇宙人ことホワイトスパイクですが、どうやら人類がこいつに追い詰められたのは主にその異常な繁殖力にあった様子。というかそこ以外にない。ぶっちゃけ爆撃すれば死ぬし、焦土戦術めいた戦い方すればもうちょいなんとかなったのでは?と思わずにはいられないぐらいにはそんなに強くないです。
別に航空機が使えないわけでもない、確かに特定の部位を狙わなければ死なないとはいえ歩兵の装備で殺せないわけでもない。となると、どうしても日本にある数々の似たような状況のゲームやラノベその他と比べてしまうんですよね。これで血液に毒があって、それが地面に落ちると死の大地になるとか放射線を放ちまくってて殺したらえらいことになるとかもうひとひねり欲しかった感じが凄いです。
ちなみに絶縁したパパとはまあ予想通り仲直りしますがこちらの配役はJKシモンズ。最近だと個人的にはインビンシブルでのオムニマンの声優が記憶に新しい方です。ぶっちゃけこういう老齢の方がアクションしてくれるだけで個人的には嬉しいので「グリフィンドールに10000点!!」ぐらいの勢いで叫びたくはあるんですが、如何せん上記のようにエイリアンの設定がぬるいというかどうしてそこまで人類追い詰められたの?と思ってしまう部分が目立ちました。

避けられなかった死と、運命を変える為の選択

先日完結した悪役ジョークや、フラッシュポイントの感想でもお話しましたが、基本的に過去のことというのは振り返ることは出来ても戻ることは出来ないものです。
この作品は人類存亡の危機というバックボーンはあれど、その本質は後悔しか残らなかった家族の絆を未来へ行った父親が過去へ戻ってきたことで取り戻すといったものになります。

なので、個人的には最後のダンの選択はちょっとモニョるんですよね。そりゃ話したくなんてないでしょうが、一応本人のことなので時期を見て話す必要があるでしょうし、自分と奥さんの中にだけで閉じ込めておく問題でもないでしょうっていう。ていうか何なら未来から来た人間とか情報とかあるんだから、娘がいずれ自分でそのことに気付いたらまーーーた繰り返しになるぞ?ん?そういうところじゃないのか?とか思わずにはいられない。

お前も父親と同じじゃないか。という多分あの手のキャラには一番痛烈な言葉を向けたくもなります。

いや言うてわたしも今後のことなんてわかりませんし、娘に対して完璧な対応できてるかって言われたらそんなこともないので人のことなんて言えないんですけどね。そもそもわたしが自分の家族と絶縁しているので、それを娘が繰り返さないとも限らないので。

あの子を不幸にしたくない。その想いが痛烈に伝わってくる映画です。娘がヒロインでありキーとなるこの映画。暇つぶしに見るには自分と重ねるとあまりに辛いシーンがありますが、基本的にはわたしほど被る人種もいないと思いますのでポップコーンムービーと思ってご覧ください。

Amazonプライムオリジナルには他にも面白い映画がたくさんありますので、これを機に他の作品にもハマるとさらに楽しめますよ♪

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