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技術標準化と知財

技術標準化の研修を受講してましたが、先週で全3回の研修が終了しました。
とりあえず、標準化ってどう考えるのか見たいなところはわかった気がします。そして、企業が競争優位を作るための手段は、営業力や知財等、色々あるものの技術標準化もその有力なものだということが分かりました。
自社のビジネスや強みポジショニング等を加味したうえで戦略的にJIS等の規格を作成し、作って世の中に浸透させていくということは、簡単なことじゃないけど、やれることをすべてやらないと勝てない今の世の中においては、益々重要度が高いものになってくるんじゃないかと思いました。

知財も営業力も、ビジネスモデルも競争優位を作るための1つに過ぎず、これらの手段のをすべて考えたうえで自社がどのようにビジネス上で戦っていくのかを考えなきゃいけないんだな~と強く思いました。

今の会社はこの技術標準化という意味では、結構向いてるんじゃないかなと思います。自社が知財面ではいまいちの状況、未だ市場は成熟しておらず、極めて強力な企業がいない状況。こういった状況で、市場を成長させつつ、自社を良いポジションに持っていくというためには、技術標準化というものが将来的には鍵になってくる可能性は十分にあると思っていて、大真面目にどこかでやっていこうかなと思っています。

私が弁理士になった20年くらい前にはこんなのなかったんじゃないかな~と思うんですけど、色々と世の中変わって、本当はすでにあった手段も多いかもしれませんが、私の感覚的には次々と新しいものが出てきてるように感じます。
特許は取得する時代から活用へ等と言われ、その昔に所属した大企業の知財部でも取得がメインの仕事でした。でも、知財部も権利取得だけではなく、今はビジネス戦略や規格化、経営にかかわるようにという感じになってきて、こういったことの根っこには知財というものがある。そういう意味では、出願や侵害訴訟等めちゃくちゃ幅広く知識を持つ必要があって、日本国内で全部を高いレベルで実践してきた人、知識や経験を持ってる人なんてほぼ全くいないんじゃないかと思います。

私としては、それを武器にしたいと思っていることもあって、この技術標準化ってぜひ1回やってみたいな~と思うわけだったりします。まだまだ準備の段階、構想の段階ですけど、短~中期の目標として考えたいなと思います。

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