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外反母趾の対策②靴について


前投稿では、
外反母趾の対策①として、
「足の過回内をオーソティクスで改善する」
ということを書かせていただきました。

今回は「靴」についてです。
外反母趾の原因は足の指ではなく、
足の構造の崩れが関係しますので、
自分に合った靴選びが大切です。

ヒールやパンプスを履いた時に痛くなってしまう場合は、
靴のサイズを大きくするのではなく、
当たって痛い箇所の生地を伸ばして柔らかくする。
(靴の修理屋さんに依頼が宜しいかと思います)
もしくは、
ドーナツ型のクッションを緩衝材として入れる
といった対策をしていただくことが、
痛みの緩和や外反母趾の進行スピードを
遅らせることに繋がります。

次にお勧めの靴についてですが、
外反母趾を進行させないためのポイントが4つあります。

①紐靴
②踵(かかと)の周りが深くて硬いもの
③靴を正しく履く
④オーソティクスによる正しい骨格状態

①紐で結ぶタイプの靴がお勧めです。
 自分の足幅にあったものなおかつ、
 両サイドの生地が柔らか過ぎず
 足をしっかりとガードできるものを
 選んでいただくことで足の崩れを予防できます。

②踵周囲の素材と形状は非常に大切な項目で、
 踵をしっかりと包み込む「深さ」と「硬さ」があるものを
 選んでいただくことが重要です。
 二足歩行である人間は、足の骨全体に占める踵骨(かかとの骨)の
 割合が50%と割合が大きいためです。
 (因みにゴリラ40%、チンパンジー33%)
 踵をしっかりとホールドすることはとても大切。
 靴の中で足がズルズルと動いてしまうルーズな状態は
 足に過剰な負担をかけてしまいます。

③靴はしっかりと履くことが重要です。
 やってしまいがちなこととして、
 よく靴ひもを緩く結んだまま脱ぎ履きしてしまいますが、
 これだと靴の中で足が動くため足にも体にも良くありません。
 面倒かもしれませんが、一回ごと靴ひもは結んでほどいての
 作業を習慣づけていただく。
 足と靴とをしっかりとフィットさせることが大切です。

④オーソティクスを使用し、
 適切な足のアーチ構造(土踏まず部位)を保つことで、
 外反母趾の予防に繋がります。

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