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外反母趾の原因ベスト3

女性に多いと言われる「外反母趾」ですが、
その原因は何なのでしょうか。
結論は次の通りです。

一番の要因が「遺伝」というのには驚きです。
つまり外反母趾は、

外反母趾になりやすいという「遺伝」の要因を持った方が、
足の【過回内】による骨格構造の崩れおよび、足に合わない【靴】
影響を受けることで発症してしまうと言われています。

もう少し掘り下げていきます。
「外反母趾」と聞くと、こんな足を想像されるかと思います。

代表的な症状として、
・母趾(親指)が「くの字」に曲がり変形してしまう 
・指や関節が赤く腫れたり、痛みを伴う 
・「タコ」や「巻き爪」を合併している
といったことが挙げられます。

外反母趾の初期段階では、
足の変形は少ないですが痛みが強く出ます。
これは関節痛によるもの。
進行すると、
見た目が大きく変形しますが痛みは少なくなります。
脱臼の危険性があります。

外反母趾の発生は多くが女性の方々。
性別の違いというところから、
 ・関節の柔らかさ
 ・筋力が弱いこと
などが起因していると思われがちです。
もちろん、こういったことも内的要因ではありますが、
足の専門医療の世界では、
一番の原因は「①遺伝」と言われています。
そして、この遺伝による骨格の崩れや歪むことで、
「②足全体の構造が崩れてしまい」結果、発症してしまいます。
足の骨格構造の崩れ「過回内」は土踏まずが潰れてしまう、
いわゆる扁平状態になってしまうことを指します。

次に、「靴」についてですが、
女性の方に多い病気であることから、
ヒールの高い靴や細長い靴を履くことが原因のように感じます。
しかし、男性や裸足(はだし)の民族でも見受けられることから、
直接的な原因にはなりません。
むしろ、ぶかぶかの靴を履くことで、
靴の中で足がズルズルと動いてしまう、
そんなルーズな状態の方が足の骨格構造は崩れやすく、
外反母趾を誘発します。

そして、もうひとつ重要なことがあり、
この外反母趾は進行性の病気であるということです。
時間の経過とともに徐々に悪化していきますので、
早い段階で足の構造を補正するオーソティクスの使用や、
進行を止める対策をとり、足元の環境を整えていただくことが
非常に重要です。


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