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外反母趾の対策①過回内を防ぐ

外反母趾は親指の付け根が変形してしまう病気で、
パンプスやヒールが原因と思われがちですが、
米国足病専門医学において最大の要因は「遺伝」と言われています。

「外反母趾になりやすい」という遺伝的要素を持った方が、
オーソティクスや靴での適切な補正をしないことで、
足のアーチが崩れ発症します(扁平足)。
つまり、外反母趾は足の指に原因がある訳ではなく、
踵の骨を中心とした足全体の問題であるため、
足部全体に適切な対策を取る必要があります。

外反母趾の原因ベスト3は上記の通り。
先ずひとつ目の「遺伝」につきましてはどうしようもありません。

注目すべき先ずは、「過回内」これをできるだけ防ぐこと。
過回内とは、土踏まずが潰れて扁平状態になることを指します。

図1

図1をご覧ください。
すねの骨が内側へ捻れると、
足先は本来の位置よりも外側を向き、
結果、足全体で見ると土踏まずが潰れてしまいます。
下図上段(ピンク色)が正にその状態を指します。
後ろから見ても、土踏まずのアーチが無くなっているのを
見て取れると思います。

この過回内は自然に元通りに戻ることが無いこと、
そして外反母趾は進行性の病気のため、
オーソティクスで骨格を補正し正しい足の状態でいることが
非常に大切です(下図下段、青色)。

過回内(紫)と正常な状態(青)

~余談~
私は過去にプロゴルファーを目指していましたが、
このオーソティクスを履いた感覚として、
  ・ラウンドや練習後の足の疲労感が軽減
  ・歩きやすくなった
  ・アドレスが一発で決まるというか、
   スタンスを取った時に、足をもぞもぞすることなく、
   気持ち良くアドレスできる
  ・フィニッシュでピタッ!と止まれる
  ・地面をしっかりと掴んでいるような感覚がある
以上のようなことが挙げられます。
足の骨格構造が整うことで、ポジティブな要素が幾つもありました。
ゴルフシューズは基本的にインソール脱着が可能な製品が多いですから、
足元に拘ることも快適なゴルフライフやスコアアップを実現する上で、
大切な要素であると感じます。

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