軽い命

家で黒川博行の本を読んでると
耳元で蚊の様な羽音がする。

お酒も入っているので
羽音が単純にうざったい

羽音は私の腕に止まった。


1ミリ程度の大きさの
ハエだった。

こんな小さないきものの
羽音にイライラして
殺すなんて選択肢を
用意している自分に照れた。

ハエ
生きろ。

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