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マダニに噛まれた時のリアクション。

少しずつ秋も深まり、最近では登山の最中や

キノコ狩りの道すがらに遭難する人も出てくる季節。

そんな秋山に潜む危険として

崖や野生動物程の危険性はありませんが

出会うと厄介な物にマダニが居ます。

まあ、ダニですね、草むらに生息して

人がそこを通るチャンスをうかがって

衣服などに飛びついて寄生し吸血するらしく

とんでもない迷惑千万な昆虫なんです。


同じく迷惑な虫で「吸血」のキーワードで

必ずあがってくるやつがいますね「蚊」の野郎です。

どうも血を吸うのは「メスの蚊」だけらしいのですが

憎しみを込めて呼ぶならば、どうしても野郎の方がしっくり

きますので蚊の野郎と言わせてください。

網戸を閉め忘れた室内で蚊の羽音がすると

イヤーな緊張感に襲われますよね?

蚊取り線香の「キンチョーの夏」はその

緊張感からきてるらしく、納得の一言です。

さすがキンチョーさまでございます、今年も沢山

お世話になりました。

ところで皆さんはこの蚊の野郎が

苦手な物質があるのをご存知ですか?

ABCの記者であるウベルンスキー記者が取材で

調べて言っていたのですが蚊の野郎は

「イラキガキワ」と言う物質が苦手らしく

これは自然界の物でいうと収穫したての

土がついたままのレモンがそれに似ているらしいのです。

なので土の付いたとれたてレモンを

手首や足元に振りかけると蚊の野郎が近寄らなく

なってきて快適な夏が過ごせるらしいです。

しかしそんな便利な物質も蚊の野郎と同じく

人もその匂いが苦手らしく、あまり振りかけると

あの人ちょっと臭くない?

と陰口をたたかれるかもしれませんので

使用の際はご注意ください。

とは申しましても、上記の半分は嘘で

「イラキガキワ」とか言う物質も

ABCのウベルンスキー記者も私の妄想です。

そもそもレモンは木の枝になる果実ですので

土など付きません。

畑とれたてのレモンってどれだけ情弱だよって

だまされた人はほぞをかむと良いですよ。



でですね、私十年ほど前に一度マダニに噛まれた

貴重な経験があります。(珍しい事なんですよ?)

それは仕事中の事だと思っています。

とある古い家の天井を解体するときに

天井裏のほこりをかぶってしまいました。

その時はほこりをふるい落とし、自宅に帰りましたが

お風呂に入る前に腰骨あたりを見てみると

(男子のセクシーゾーンですよね?)

うす暗くてあまり見えないのだけど・・・

腰骨の皮膚が・・・ めくれてる??

肉体系の仕事ですので怪我はよくありますし

何かにぶつけ皮膚がめくれるのも良くあるので

我々大工はそういう事をあまりきにしません。

ただ、その時はなにを思ったのか

そのめくれを取ろうと試みました。

が、引っ張ても中々取れませんでした。

何といっても皮膚だし、そんな簡単には

ペリーととれる訳ないよな、と結論づけ

お湯に染みるのは嫌なので傷にカットバンで

保護を施しお風呂タイムとしゃれこみました。


さて、そんな傷を保護した事も忘れて

3日ほどたちました。

腰に貼ったままのカットバンに気が付き

ビールをぐびぐび飲みながら

「もう、傷もいいかな?」と

カットバンをめくった瞬間

傷がイボに変わっているのに気が付いて

一秒で「イボかよおお・・」と判断した。



(イボが出来る年齢になったかあ・・・ショック)

と次の2秒目で違和感を感じました。


「ん?これイボか?」

「ん?」

「ん?」

「え?イボでなかったらなんだ?」

「え?」

「え?」

「イボだろ?」


「これ、イボだろ?」

「え??」

この間3秒


「え?虫??」

「え?」

「え?体に虫?」

「え?なんの虫?」

「え?本当に虫??え?」

思考がまとまりません。


とりあえず、カットバンを閉じました(とじた~)


ビールをぐびっと、軽く含み、ゆっくりと刺激を

与えないように流し込む・・・。

動きはスローになる。

だって、変に刺激して動いたら怖いじゃないか。

正体だってわかんないし、当時の心境としては

「頼む!イボであってくれ!」

そして「体 吸血 虫」で画像検索

出てきたのはコレ↓


「あ~、俺の腰骨に居る奴こんなんやわw」

こんなんの為に3日もカットバンでわざわざ保護してたんかい!

しかも立派に成長しとるやないかい!!

「俺の血はうまいか?俺の子供やで」ってはならん!

一秒で決断!

「こいつ後悔させたる!!」

よっしゃ!火であぶったろかいな?

と検索

「火であぶっても離れずにその場で絶命するだけで意味なし。」やとお??

どういうこっちゃ?死ねば離れるもんやろ?

死んでも離れませんって昭和の演歌歌手か?

怨念か念情か? 呪怨みたいなもんか?

死んだら離れんかい!とどうして

離れないかのメカニズムを調べてみると

どうやらこいつらは人の皮膚に頭から

突っ込み口からセメントのようなものを掃き出し

頭が抜けないように皮膚に固定するんだと。

お~う、なかなか見事にぶっ刺さってるやんけ。

頭ぶっ差し込む所も男前やけど

セメントを口から吐き出して頭抜けん様にするって

「お前の人生ってなんなん?」と

ちょっと不思議に思ったりもしたが

「よしゃ!その向こう見ずなスタンスが気に入った!」

とは決してならない。

俺の体から出ていけ!!

と、至極まともな事を決意しましたが

どの記事を読んでも、自己流の処置はどうにもならないらしく

「医者に行け」

「自分で処置すな、マダニの体液が逆流して

感染症起こすぞ」などとこちらの心配をあおるような

記事ばかりみかけて「マダニの体液が逆流やとお?」

そんな気持ち悪い事できるかあ!!

そんなんなったら友達からこれから一生

こいつマダニとのハーフやねんっておちょくられるわ。

マダニとのハーフってなんやねん!!馬鹿か!



そして、俺は思いついた。

結局はこいつも生き物だろ?

嫌な事をしてやれば

若しくは自然と離れるのでは?と

家の中をごそごそ探し始める。


「サンポール?・・・ワイが死ぬかも」

「ジフ? ピカピカになるなあ」

この辺りはどうも薬品系で攻めようと魂胆らしいが

冷蔵庫を開いてちょっと趣向の変更をしてみた。

「カラシか、、、、脳天に来そうやなあ。」

「ワサビ、、、、外人には効果てき面やろけどなあ」


そして赤く光る小瓶を発見した。


こ、、

これはやばい。

こんなん思いついた俺悪魔ちゃうけ?

いや、悪魔でもこんなん思いつかんわ・・。


まさかこの向こう見ずな虫野郎も

虫生生活の中でこんなシーンを想定して

生きるやつは地球誕生以来おらんはずや。


こいつに同情するで、、、。


俺なら耐えられへん。

想像もしたくないわ。


まさか

全身にタバスコを塗りつけられるなんて

思いもせんやろう。(マダニ)



うる星やつらのラムちゃんが大好きなタバスコな。


これ、マダニの体に丹念に塗り付けて

空前絶後の苦しみあたえちゃると決心したんよ俺は。

そうせんと、俺がマダニハーフになってまう。

俺「フライ2」世代やから


虫との合体こわいのよ(フライ2は昆虫と合体する映画)


自分の傷口にちょっとでも入ったら

俺も相当死ぬから丁寧に行こうな?おれ慎重にね?

椅子にだらしなく座り

マダニを視界の中座に据え置き

タバスコを小皿にセッティング、そのスメルで

心臓も下半身もドキドキ。

マダニがどんな挙動するかは

はっきり言って分からん。

ネットにマダニにタバスコぬったって記事は

見た事ないし。

下手すりゃマダニがおええええって

体液逆流したら、おれ フライ2になってまう!!

よっしゃかまへん!(本当か?)いったれええ!!!


筆で丁寧にマダニの体にタバスコを塗り始める

何度も何度も丹念に塗る。

丹念に丹念に。

するとマダニの短い脚がバタつく・・・・

おお?きいてるん?

効果あるん?

引き続き丹念に丁寧に職人の様に

丁寧に丁寧に・・・・

すると

マダニ「もうあかんわ・・・」


な、なんと

ポロリと落ちた・・・マダニが・・。

やったあ!!俺の作戦勝ちだあああ!!!!

どの記事にも無理だとか言ってあったのに

おれは一人でマダニにかったのだあ!!!

えいどりあーーーーん!(嫁よ、きいてくれ)

俺はマダニに勝ったぞ!


「あっそ」


だとおおお!!エイドリアーン!!

孤独なマダニとの対決は俺の価値で

でも結果的には病院で頭が埋まったままだったので

その部分だけ切除しました。

マダニしつこいやつやで。

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