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願書提出ミッション01:クリア/卒業証明書を手に入れた

今年の1月は富山にはありえないほど雪が無い。
春のような青空に誘われ、車で1時間弱かかる母校へ向かった。
願書提出のための大きな第一歩と自身で位置づけている「卒業証明書」を発行してもらうために。

郵送でも入手は可能なのだが、高校卒業以来、34年ぶりの母校訪問は、ちょっと楽しみだった。
のだが、正面玄関から入った校舎は思った以上に記憶に無かった(笑)
校舎はほぼ当時のままだろうことは、訪れた事務室が昭和を舞台にした映画に出てきそうな佇まいなことで判断できる。
事務室から左に視線を移すと、長く廊下が伸びているが、これも初めて見るような、どこにでもあるような学校風景。
うーん、もっと「懐かしい〜」とか、ちょっとしたエモーショナルな自分を期待していたのだけども、こんなもんなんだろうかね?

事務員の女性に用件を申し出ると、申請書のような用紙に連絡先の記入を促され、そして320円を支払った。
2日前に電話していたため、すでに証明書は用意してあり、それは想像以上にあっさりと手に入った。
A4片面の証明書には、私が卒業後に男女共学になり名前が変わってしまった現在の高校名が記載され、最終行の「※」が付いた追記の8ptほどのテキストに、かろうじて変更前の高校名が確認できる。
320円の領収書を手にしながら、それが事務手数料だと理解しつつも、私のキラキラ濃密だったJK時代が320円の価値しかないような曲解が頭をよぎって勝手にちょっと気分が落ちる。

帰り際、改めて眺めた中庭の景色だけは「あー、そうそう、こんなだったな」と少しだけ足を止めて記憶を辿ってみたりもしたけれど、何かがあるんじゃないかと思っていたらしい私の期待は、なんというか、ふわふわのトイレットペーパーだと思ってたのに買ってみたらガサガサの硬いヤツやったわ〜って感じで、ちょっとだけスンとなった母校訪問となった。

斯くして、卒業証明書は手に入った。
記載の氏名が旧姓のため、さらに戸籍抄本が必要だ。
次は休み明けに市役所へ行かねば。

願書提出ミッション02:戸籍抄本へつづく。


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