見出し画像

お掃除ロボット『ルンバ』で経費削減🧹

3月にグループの東京オフィスを移転し、ビルのグレードが上がり、社員の反応を見てもポジティブなものが多いです。
一方で、ランニングコストが増えてしまったのも現実です。家賃やそれ以外のオフィス周りの費用も大幅に増えています。
中でも事務所の清掃費用は約5倍に増え、新卒の初任給なみの費用になっています。

そこで、事務所の床面の清掃をルンバで代替できないか、試してみることにしました。

試験導入のスケジュール

試験期間:2023年8月17日~2023年9月15日
試験場所:東京本社14階
導入機器:ロボット掃除機 ルンバ j7+
導入台数:3台

手順1:マッピングを行う

東京本社14階

まず、14階オフィス(赤枠内は別途対応するため除く)を大きく3つの区画に分けました。それぞれの区画(以下、青区画、緑区画、黄区画とする)で各1台のルンバを用いてマッピングを行いました。

結果はこちらです。

青区画
緑区間
黄区間

お家のマークがルンバの充電場所です。
時間はかかりましたが、想像以上にきれいなマップが完成しました。

手順2:スケジュールを設定する

それぞれの区画の清掃時間を把握するため、作成したマップを一通り清掃してみます。

■青区画:7時間54分(清掃時間:3時間40分、充電時間:4時間14分)

■緑区画:2時間44分(清掃時間:1時間20分、充電時間:1時間24分)

■黄区画:2時間39分(清掃時間:1時間15分、充電時間:1時間24分)

想定としては、遅くても始業時間(9:00)までに清掃を終わらせたいので、区画を分割して作成した部屋ごとにスケジュールを設定していきます。
今回使用しているルンバ j7+はカメラを用いて障害物を認識して回避するため、暗所での使用があまり推奨されていないようなので開始時間は6:30に設定しています。

■青区画
月曜日:会議室C 
火曜日:会議室D・会議室E
水曜日:廊下
木曜日:会議室A・会議室B
金曜日:男子トイレ・女子トイレ・給湯室
土曜日:すべての範囲

■緑区画
月、水、金曜日:14階1-A
火、木、土曜日:14階1-B
日曜日:すべての範囲

■黄区画
月、水、金曜日:14階2-A
火、木、土曜日:14階2-B
日曜日:すべての範囲

手順3:配線が絡まりやすい場所を侵入禁止エリアに設定する

1週間上記のスケジュールで動かしてみたところ、配線が多い場所でルンバが引っ掛かってしまい、動けなくなっている事が数回ありました。そこで、そのような恐れがある場所を侵入禁止エリアに設定しました。

1か月使用してみて

まず、想像以上に清掃に時間を要するということです。
今回は試験導入ということもあり、休日だけでなく、範囲を細かく分けて平日の朝の時間帯にも動ごかしていました。正常に終われば始業時間に間に合うようにスケジュールを設定していても、迷子になってしまったり、障害物に引っ掛かって動かなくなってしまうなどのハプニングがあり、始業時間までに終わらないことが多々ありました。これだと業務の妨げになってしまうため、実際にルンバを導入する際は、休日にまとめて清掃を行った方が効率も良いのかなと思いました。
しかし、休日に清掃を行うとしても障害物によって途中で動かなくなってしまっては意味がありません。同じ範囲でも問題なく清掃完了することもあれば、どこかで立ち往生してしまうこともあるというのが現状です。侵入禁止エリアを広げれば良いのですが、その場所(主にデスク、椅子の下)の清掃はどうするのかという問題も出てきます。
このように問題はいくつかありますが、ルンバをうまく使えば経費が大幅に削減できることは事実です。また、回数を重ねるごとに異常終了が減ってはいるのでルンバの学習機能に期待はできそうです。

今後、また進展がありましたら記事にします。
最後までお読みいただきありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?