ウォーキング風呂グ vol.6 市川鳥獣保護区からのクリーンスパ市川

今日の標的クリーンスパ市川は実は前に一度ウォーキングで行ったことがある。浦安駅前のバイパスをひたすら北に向かい、南行徳が見えたところで右折を描き妙典を通って南下。高速脇を通ってめざすという大回りコースだ。排気ガスを思いっきり吸い込んで進む車通りがメインだったので、今回はもっとナチュラルな空気に触れるコースで行こうと思った。
とはいってもいつもの無計画、♪風まかせ~ 風まかせ~ぇぇぃという坂上二郎の歌声も聞こえてこようものである。
なんとなくこっちだろうということでとりあえず東へ進む。方角的には原木中山は東だからざっくり方向さえあってればあとはなんとかなる。道ってそんなに複雑に難しくできてないってのがわかった。

でかいパイプは美しい

途中きまぐれに北方向に道を下りジグザグ進むと、今まで出たことのない大きめの通りに出た。海の近くの工場通りの雰囲気だ。私は今まで自分で気が付かなかったのだが、どうやら配管が好きな性質のようで中でも巨大なパイプが好きなようだ。ぶっといどっしりとしたパイプを見るとうわー!ヤッター!という気分になる。性的な分析に落ち着きそうな気もするがそういうわけではないと一応付け加えておきたい。単純にすごーい!迫力あるな~っていう喜びである。こちらの通りにもドーンと頼りがいのあるパイプを携えた工場があった。

いかにも工業地帯のハズレですといった、やってるかやってないかわからない看板の錆びた飲食店がちらほらと、エレジーでも歌いたくなるような風情を醸し出している。

そのまま真っすぐ進むとドックという雰囲気のところに出た。水門がこちらにもあるとは知らなかった。川沿いにとてもいい散歩道がある。

野生で生えている草花もワイルドな顔つきをしていてよい。小型漁船が停泊している様が小さいながらも港町という面持ちでマドラスファンタジー的な郷愁を誘う。
途中水難事故防止を願うお地蔵さんがポケストップになっていたりして、鎮魂しながらポケ道具をいただいてきた。

近くでも知らないことばかり

そのまま進むと左手に野鳥の楽園、行徳近郊緑地の門が見えてきた。存在は知っていたものの何十年も住んでいるのに来たことがなかったのが自分でもだめな人だなと思った。

56ヘクタールもの鳥獣保護区、ヘクタールどのぐらいか実はよくわからないけど狭い土地にはヘクタールは使わないからとにかくものすごく広い。はず。
入るとすぐ突然森の奥深くに放り込まれたなという景色が目の前に広がっている。すぐそばに排気ガスもくもくの道路が走ってる千葉なのにちょっとあっけにとられるぐらいド自然だ。東京湾の埋め立てが進む中野鳥生息の場と緑地を保全する目的で人工的に作られた緑地とのこと。宮内庁新浜鴨場という謎の皇室関連施設もあり秘密めいている。鴨を矢で撃ち落とす狩猟会のような皇族行事が今でも開かれているのだろうか。


中ほどには鷹の小屋もあったよ。私の小さい頃は庭にこういう鶏小屋があったわと話す70代ぐらいのジジババリタイヤ集団が網に張り付いて熱心に鳥を観察していた。どういうサークルかわからないが楽しそうでよいなと思った。
写真は無駄に渡って見たくなる細い橋。


橋の先に何があるか、それは渡ってみるまでわからない

橋を降りた先で1日に何人も来ない客が来たというwktk顔の管理人ジジイと目が合ってしまい引き返せなくなり入山許可証のようなサインを書かされて湖の見える森をぐるっと10分ぐらい観察したが、湖広~い、鳥遠くに少しいる~ぐらいの感想しか出てこないしちょい寄り道が過ぎた。私は早く風呂に入りたいのだ。

緑地を出てしばらくはまた車の交通量の多い空気の悪い道路を延々と歩く。空気のいい悪いのメリハリがすごい。
左手には産業廃棄物、不法投棄物が長年放置されたことで出来たという行徳山が見える。最初にここを通った時はまじで目を疑った。浦安行徳なんていう東京のベッドタウン埋立地に山があるなんて。結構小高い山だ。登ってみたい気もしたが、バリケードのようなものが作られていて中に入れないようになっている。


霊感というのではないが、ここは危険だぞという信号が点灯し続ける、とにかく人間的な体温の感じられない荒んだ地区だった。足早に湾岸道を抜けていく。もうすぐ目的地だ!

弾き飛ばれそうな勢いで大型車が通過する市川大橋、そこを抜けるとクリーンスパ市川がある。見た目はゴミ処理場の横にある体育館。スイムスクールが元々あったところに天然温泉が湧き出たということだろうか。


この温泉施設、見た目はまったく簡素で風情がないが、めちゃくちゃに泉質が良い!薄茶色のお湯で新浦安の大江戸温泉と同じような泉質かなと思って入ったのだが全然違った。大江戸温泉はべたっとした海水といった感じのお湯だけど、こちらのはいやなベタつきもなくとろみぬるみが肌に優しい化粧水のようでもあり芯からあったまる気がする。大江戸のように塩気で傷口がしみるようなこともない。
露天風呂には富士見処なる小窓があって、運が良ければ夕焼けに背を向ける富士山の影が見えるようだ。瓢箪型の露天風呂には謎の春夏秋冬モチーフの風景写真がでかでかと飾られているのだが見ているうちに本当の景色のように思えてくる瞬間もあって、ああ私は今雪山のてっぺんで露天風呂に入っているんだわ・・・という気分に浸れる。それぐらいよい温泉です。
お湯は40度~40.5度でほんとにちょうどいい。土日祝は831円。タオルはついてないので買うか自分でご用意を。

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